今回は【鬼滅の刃】19巻ネタバレと感想!161話から169話【無料読み】 を紹介しようと思います。第19巻はカナヲと伊之助はぞれぞれの大切な人の敵討ちを果たして号泣する。
無一郎と玄弥は上弦の壱・黒死牟と遭遇し戦うが、異次元の強さに歯が立たない。
その時実弥と悲鳴嶼が、駆け付け上弦VS最強の柱の決戦が幕を開けた。
それでは18巻に引き続き【鬼滅の刃】19巻ネタバレと感想! 161話から169話無料読みについてみていきましょう。
結論!全巻無料は無理ゲー!
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第161話「蝶の羽ばたき」
「猪に育てられたとうのによく言葉を知ってるね」「だけど間違ったことも覚えたみたいだ」
「この世界には天国も地獄も存在しない 無いんだよそんなものは」
「人間による空想 作り話なんだよ どうしてかわかる?」
童磨の話は続く・・・「現実では真っ当に全量に生きてる人間でも利う人な目に遭うし 悪人がのさばって 面白おかしく生きていて甘い汁を啜っているからだよ」
「天罰はくだらないだからせめて 悪人は死後地獄に行くって そうでも思わなきゃ精神の弱い人たちはやってられないでしょ つくづく思う 人間って気の毒だよねぇ」
伊之助の我慢の限界が越えた・・・「地獄がねけなら俺が作ってやるわ ごちょくそうるせぇんだテメェはァァ!!俺の母親を不幸みたいに言うなボケェ!!」
童磨の血鬼術と伊之助の戦いが再び始まった。
「いいねぇ面白いねぇ できるとこならこうしてずっと遊んでいたいね 飽きるまでは」 カナヲも再び攻撃に参加した
童磨は天井に張り付き氷でできた人形を創りだした。「時間がないから君たちの相手はこの子にして貰うよ」
童磨の血鬼術で創りだした童磨そっくりの氷の小さな人形は、童磨と同じ威力で技が出せるようで、童磨はその場を退席しようとしていた。
時間稼ぎ
しかし伊之助のカナヲも童磨の血鬼術を吸わないことに童磨は少し困惑していた。攻撃が押されこのままだと童磨を逃がしてしまう!!
もう少し粘らないと何とかして奴をここに留めなければ あともう少し カナヲは時間を気にしている様子が伺える。
童磨は今創った氷の人形をあと5体程度出して白に入ってきた鬼狩りたち倒させたら早いかもといい、再び人形を創りだした。
本体でもない奴の攻撃い押されて童磨に近づくことが出来ない、焦る伊之助にカナヲが「落ち着いてもう少しだけ あと少し粘って・・・」と声をかける。
カナヲの言葉にひかかりを感じながら童磨が扉を開けようとした時、童磨の顔が解けたように崩れ始めた!
顔が解けだした童磨はその場に崩れ落ちた。そこに不敵な笑みを浮かべるしのぶの顔が浮かんできた。
第162話「三人の白星」
「もし姉を殺した上弦の弐と巡り合い 私とカナヲの二人で戦うことができたなら まず第一の条件として 私は 鬼に喰われえ死ななければなりません」
カナヲは困惑して思わず「どうしてですか?一緒に戦えばきっと 勝て・・・」
そんなカナヲの言葉をしのぶは切り捨てるように「そのような甘い考えは今すぐこの場で捨てなさい」
「上弦の強さは少なくとも柱3人分の力に匹敵します しかし姉からの情報によればその上弦の弐 女を喰うことに異様な執着があり 意地汚いらしい」「身体能力が高く 優秀な肉体を持つ”柱”加えて”女”であればまず間違いなく喰らうでしょう」
「現在私の体は血液・内臓・爪の先に至るまで 高濃度の藤の花の即がまわっている状態です」
カナヲはたまらず「じゃあ私も・・・」と言いますが
「無理ですねまず間に合わないでしょう この状態にねるまで1年以上 藤の花の毒を摂取し続けなければならない しかもこの試みの最初の被験者は私です 今後どのような副作用が出るのか そしてまた上弦や鬼舞辻に通用するのかどうか全くわからない」
「私の刀で一度に打ち込める毒の寮はせいぜえい50ミリ しかし今の私を喰らった場合にその鬼あ喰らう毒の量は 私の全体重37キロ分 致死量のおよそ700倍です」
童磨は膝をついて骨から解けていくような感覚に陥り再生を回復を試みてしますが、血鬼術で作った人形も動きが止まりひびが入り粉々に砕けて壊れました。
仇
何かの罠かと警戒する伊之助にカナヲが「違う!師範の毒が効き始めた」「伊之助頚を狙って!!!一気に追い込む!!」
「それでも命がけの毒でも確実に上弦の鬼を滅札できる保障はない 少なくともお館様は無理だと判断している だから私に 私が仇打ちできる確率を上げるため 鬼との 共同研究をするよう助言した」
「仮に毒が効き始めたとしても 油断なりませんやはり確実なのは頚の切断 必ず私が鬼を弱らせるから カナヲが頚を斬ってとどめを刺してね」
絶対切るよ 私が絶対やち遂げる 絶対にしのぶさんの命を無駄にはしない!!
倒れている童磨にカナヲと伊之助が同時に斬りかかる
その状態から童磨は血鬼術霧氷・し¥睡蓮菩薩を繰り出してきた
ここにきてこの多技 これほどの余力があるなんて 凍てつく空気が広範囲に充満 退いてしまうと回復の暇を与えてしまう でもこれを吸うと戦えなくなる せかく死の間際まで忠告してもらったのに・・・いや よく見て よく見てこの術を 明らかに精度が落ちてる 苦し紛れの技なんだ 最後の攻防だ 私もアレを使う時だ
「その技を使うとカナヲは失明するかもしれない 眼球というものはとても繊細です 神経も血管も 非常に細いので 過剰に出力して 負荷をかけるのは危険極まりない」
どうしてそんなことを言うの?自分は命さえ失おうというのに そうしえ私の視力の心配なんてしたんですか? なんて優しい人だろう なんて尊い人なの 守りたかった 命をかけて守りたかった 一緒に家へ帰りたかった
花の呼吸 終の型:彼岸主眼
動体視力を極限まで上げると周囲の動きは鈍く遅く見える 眼球への圧力で出血し強膜は赤く染まる
童磨のくびに刀がかかると童磨の血鬼術でカナヲも凍らされそうになってしまう
行け!!行け!!斬れる!!
こんなグズグズの頚 斬れないはずない!! あああ腕が固まって・・・!!
伊之助の思いつきの投げ裂きが童磨の頭に突きささり、カナヲの刀を後押しした
ナカヲと伊之助の日輪刀がついに童磨の頚を切断したのである
第163話「心あふれる」
えーーー頚斬られちゃった こんな座子に負けるなんて 俺が あんな 頚を斬る力も無いような剣士で掏らない毒使いに 剣術の基礎もできてないような奴に これで消滅するなんて俺が可哀想すぎる これほど人に尽くし 世の中に貢献して生きてきた俺が・・・そうだ まだわからない あきらめちゃいけない 死なないかもしれない 無惨様みたいに 猗窩座殿もなりかけたんだ俺だってきっと
うわー 体崩れ始めた ダメなんだ俺は
死ぬんだ 俺 ・・・ ・・・・・・
童磨としのぶ
あーやっぱり駄目だ 何も感じない 死ぬことが怖くもないし 負けたことが悔しくもない ずうっとこうだったかぁ 俺は
信者の女に次々に手を出す色狂いの父を めった刺しにして殺した母が 半狂乱になりながら服毒自殺した時も 部屋を汚さないでほしいなぁとか あのことはまだ鬼じゃなかったから 血の匂いが臭くて臭くて 早く換気しなきゃとか そんなことばかり頭に浮かんで 悲しいとか 寂しいとか ほんの一瞬も感じなかった
二十歳の時に鬼にして貰って 百年以上生きたけど結局 人間の感情というものは 俺にとって 他所事の夢幻だったなぁ
「あ やっと死にました? よかった これで私も安心して成仏できます」
童磨は死の淵でしのぶに顔をもたれている
「・・・やあ しのぶちゃんだったかな?カナエちゃん?」
「ああいいですよ 覚えなくて 私のことも姉のことも 気色悪いので名前呼ばないで下さい」
「凄かったね あの毒の威力 まわり斬るまでまたく気づかなかった」
「・・・まぁそうでしょうね あれは鬼の珠世さんが 教えよくして作ってくださったものですから」
「珠世? へぇ・・・あの女が」
「悔しかったですけどね とても できることなら自分の作った毒でお前を頬無理たかった だけど私は満足ですよ 結果万歳です」
「まだ鬼の始祖も残っていますが きっともう大丈夫 仲間の誰かが必ずやり遂げてくれる 私はそう確信している」
「・・・わぁ 何だろうこれ 何だろう」
「どうかしましたか?」
「今はもう無い心臓が脈打つような気さえする これが恋というやつかなぁ 可愛いねしのぶちゃん」 「本当に存在したんだねこんな感覚 もしかすると天国や地獄もあるのかな?」
「ねぇしのぶちゃん ねぇ 俺と一緒に地獄へ行かない?」
「とっつととくたばれ糞野郎」
童磨が消えたあと伊之助は童磨がいた場所を踏みまくって騒いでいる・・・
「仇は討ったぜ ワーハハハハ」・・・ゼィゼィ
俺に母親はいねぇ!!
誰にでもいるよお母さんは だったら俺は捨て子だ 母親は俺がいらなかったんだ やむにやまれぬ事情があったんだろ 本物の捨て子なら おくるみに 名前も入れねぇよ 俺みたいにな 俺に母親の記憶なんてねぇ 記憶がねぇならいないのと一緒だ そんなふうに言わない絵あげておくれよ 伊之助 伊之助のお母さんはきっと 伊之助のことが大好きだったと思うよ
炭治郎との会話や母親の事を思い出し 伊之助は涙をこぼした「母ちゃん」
涙あふれる
カナヲは水の中髪飾りを探していた
飾り 髪飾り しのぶさんの髪飾り・・・右目が殆ど見えない 短時間しか使わなかったからこの程度で済んだ カナエ姉さんの髪飾りも壊れてしまった ごめんなさい姉さん ごめんなさい 私あの時泣けなくて ごめんなさい
カナエ姉さんが死んだ時 泣けなくておめんなさい みんな泣いてたのに 私だけ泣けなかった とても同様していたけど 体中汗をかくばかりで涙は出なかった だけど誰も 誰も私を責めなかった みんな優しかった だから心の中でいいわけしてた 泣くと蹴飛ばされるの 引き摺り回されて水につけられるの 動きをよく見てないと 悪いところに当たって 次の朝には冷たくなってた兄弟が何人もいた ずっとそうしてきたから泣かないようにしてきたから 急に泣けなかったの ごめんなさい
ごめんなさい姉さん でも私今度はちゃんとできたおね? 頑張ったよね? 姉さんに言われた通り仲間を大切にしていたら 助けてくれたよ 一人じゃ無理だったけど 仲間が来てくれた
しのぶとカナエの髪飾りを見つけて握りしめたカナヲの頭を 2人の姉がそっと頑張ったね カナヲって撫でてくれた
カナエとしのぶはあの日に戻って天国で家族と再会していた 笑顔で
そしてカナヲの目からは涙がとめどなく溢れていた
第164話「ちょっと力み過ぎただけ」
うーん 焦げ臭い もう少し寝かせて それにしても焦げ臭い・・・火事だ!!
飛び起きた炭治郎は義勇が刀を焼いている姿を目にした
刃こぼれをおこしたのかと思ったが、止血しても血が止まらないから傷を焼くと義勇は言った。
炭治郎も止血しているが出血が止まらないのであれば焼くという義勇に、少し恐れを感じる炭治郎・・・
「わかっていると思うがこの戦いは序盤だ 最終目的は無惨 しかし次また証言の壱や弐と戦うことになつかもしれない」
その時鴉が伝令を告げた シノブ カナヲ 伊之助 3名ニヨリ 上弦ノ弐撃破 撃破ァァ!!
炭治郎はカナヲと伊之助の無事を鴉に聞いた ナントカァァ と答える鴉
凄い・・・凄いことだこれは それぞれが勝ち星をあげている 無惨に近づいてきている!!
甘露寺と伊黒が無限城を操る鳴女を見つけた
私より年下のしのぶちゃんが命をかけて頑張ったのよ 私も頑張らなくちゃ!!
操る
鳴女に向かっていった甘露寺は鳴女の血鬼術によって落下させられていた
はっ・・・恥ずかしいわ 恥ずかしいわ!!ちょっと焦っちゃった 力みすぎちゃった 私何してるのかしら!!
甘露寺の元にやってきた伊黒に相手の能力が分からないうちはよく考えて冷静に行こうと 少し怒られてしまった・・・
鳴女の血鬼術によって部屋がころころ回転させられてしまい甘露寺は一人はしゃいでいるように見えてしまう
「建物自体を手足のように動かせるのね 成るほどね ちょっとびっくりしたけど大丈夫よフフン
覚悟ーーーっ!!私同じ手は喰らわないですからぁと斬りかかった甘露寺はまた違う方向に飛ばされてしまった
伊黒の攻撃も避けられてしまった
血鬼術の殺傷能力はそれほどでもないが 煩わしさと厄介さは髄一だな!!これは癪に障る長丁場になりそうだと伊黒は舌うちした・・・
行冥と無一郎は一緒に行動していたが、鳴女の血鬼術により分断されてしまった
無一郎が落下した場所・・・そこには最強の上弦の壱・黒死牟が待ち構えていた
無一郎を見た黒死牟は「ん・・・?お前は・・・懐かしい・・・気配だ・・・」そう淡々と口を割った
第165話「愕然と戦慄く」
黒死牟は透き通る世界に入っていた
黒死牟をみる無一郎は上弦の壱が他の上弦と比べ物にならないほどの重厚な威厳すら感じていた
そして歪ではあるが刀をもっていることに気がついた
鬼狩りだったのか?しかも相当な使い手・・・
そう感じた時無一郎の体から恐気が止まらなくなった 体が戦闘を拒否しているのだった こんなことは生まれて初めてだった
黒死牟が名を聞いてきた
・・・時透無一郎
すると黒死牟は何か思い出すように「絶えたのだな継国の名は・・・」
無一郎は何のことを言われているのかわからなかった
「私が人間であった時代の名は継国巌勝・・・お前は私が継国家に残してきた子供の末裔・・・つまりは私の子孫だ・・・」そう告げた
子孫・・・!?僕が!?こいつの!?まさか・・・信じられない じゃあこの男は始まりの呼吸の剣士!? 落ち付け!!取り乱すな関係ない 落ち付け!!
無一郎は安定を取り戻した
「うむ・・・精神力も申し分ないようだ ほんの一瞬で同様を鎮めた」
無一郎は技を黒死牟に対して放っていた
月の呼吸
しかし簡単に避けられてしまった 次に繰り出した技もかすってもいない
「無一郎・・・年の頃は14あたりか・・・その若さでそこまで練り上げられた剣技・・・私に怯みはしたものの それを抑え込み斬りかかる胆力」
「流石は我が末裔・・・血は随分薄くなっているだろうが・・・たとえ名は途絶えようとも・・・私の細胞は増えて残っていた・・・」
「おちょくってるのかな?もし仮に末裔であったとしても 何百年も経ってたら お前の細胞も 俺の中にはひとかけらも残ってないよ」
痣・・・そうか・・・出ていたのか
無一郎は朧を出していたのだが・・・独特の緩急 動きが読みづらい錯乱も兼ねた技 実に良き技 流麗で美しい 無一郎が編み出した技なのだとう
「此方も抜かねば・・・無作法というもの・・・」月の呼吸が繰り出された一瞬で、無一郎の左手が無くなってしまった
月の呼吸!?鬼となっても呼吸による剣技は使えるのか 異次元の速さだ
無一郎はすぐに斬られた片腕をしばりあげ刀を構えた
素晴らしい・・・腕を失ってすぐに止血 そこからさらに攻撃をしようという気概
一瞬で無一郎は柱に突き刺しにされてしまった
「我が末裔よ あの方にお前を 鬼として使って戴こう」
第166話「本心」
「己が細胞の末裔ろは思いの外しみじみと感がい深きもの・・・そう案ずることはない・・・腕ならばまた生える・・・ まともに戦える上弦はもはや・・・私一人にみ・・あの御方も・・・お前を認めてくれるはず・・・」
「止血は・・・しておこう・・・・人間は脆い・・・しかし仮に失血死したとしても・・・あの御方み認められず・・・死んだとしても 死とはそれ即ち宿命・・・故に お前はそえまでの男であったということ・・・」
そこで隠れて好機を見計らっていた玄弥が銃を黒死牟に向かっ撃った!
しかし黒死牟は玄弥のうしろに周り込んでいて「そうは思わないかお前も・・・」
と玄弥の銃をもっていた左手を斬り落とし、さらに抜こうとして構えた右手のも日輪刀ごと切り落とした
「ふむ・・・そうか鬼喰いをしていたのはお前だったのか・・・」玄弥は一瞬のうちに胴体を真っ二つに切断されてしまった。
それを見ていた無一郎は自らに刺された日輪刀を抜いて何とか動こうとしていたが、その刀は深く突き刺さり抜けない!!
「まだ絶命しない 胴を両断されても尚・・300年以上前・・・お前と同じく鬼喰らいをしている剣士がいた その剣士は胴の切断で絶命したが お前の場合は頚か・・・?」「貴様のような鬼擬き・・生かしておく理由は無い・・・」
兄の本心
玄弥が殺られそうになった瞬間風柱不死川実弥がかけつけ、弟のピンチを救った
「風の柱か・・・」
「その通りだぜ テメェの頚をォ捻じ斬る風だァ」
「兄貴・・・」玄弥がそうつぶやくと
「・・・・・テメェはどうしようもねぇ弟だぜぇ 何のために俺がぁ母親を殺してまでお前を守ったと思ってやがる」
玄弥は炭治郎との会話を思い出していた
「風柱のお兄ちゃんのkとなんだけど あの人はさ玄弥 鬼殺体に入ったことをすごく怒ってはいた でも憎しみの匂いは少しもしなかったんだ だかあ怯えないでいいんだよ 伝えたいことがあるなら言ったって大丈夫だよ 実弥さんは 玄弥のことが ずっと変わらず大好きだから」
「テメェはどっかで所帯持って 家屋増やして爺になるまで生きてりゃあ良かったんだよ お袋にしてやれなかった分も弟や妹にしてやれなかった分も お前が お前の女房や子供を幸せにすりゃあ良かっただろうが そこには俺が 鬼なんか 来させねぇから・・・・・・」
玄弥の目から涙があふれ出た「ごめん 兄ちゃん・・・ごめん・・・」
「ほぅ・・・兄弟で鬼狩りとは・・・懐かしや・・・」
実弥は激しく怒り「よくも俺の弟を刻みやがっつたなぁ糞目玉野郎ォオ許さねェ許さねェ 許さねェェ!!」
実弥は黒死牟の足元をくぐり黒死牟に向けて壱の型塵旋風・削ぎを繰り出した。黒死牟が初めて見せた刀身は沢山の目玉が刀についた気味の悪い刀であった。
第167話「願い」
黒死牟と実弥の刀が重なり合う
「はッはァッ 振り無しで斬撃を繰り出しやある」
「やりおる・・・退く体液にも技の・・・全盛と見た・・・」
鳥肌がとまらねぇこいつの技 一振りの斬撃の周りに不規則で細かな刃あ付いてる それは常に長さ大きさが変化する定型じゃ無い 時透がやられる筈だ 避けたつもりの攻撃の形が遠足的で歪 長い経験で培われた感覚が無けりゃ無理だ さらにこの速さ!!
しかもコイツ呼吸を使ってやがる 再生力身体力が以上に高い 鬼が呼吸を使い さらに速度 攻撃力を高めているとは
「おもしれぇ・・・!!おもしれえぜ!!殺し甲斐のある鬼だ!!!」
実弥は己の刀と同時に玄弥の刀を足で使っている
ほう・・・まだ・・ついてくる・・・私の業弐・・・懐かしい感覚だ・・・高揚する・・・
玄弥は瞬きも出来なかった!!ほんの少し切先の振りをしくじっただけで即死だ!!
「古くは・・・戦国の・世だった・・・私はこのように・・・そうだ・・・風の柱とも・・・剣技を高めあった・・・」月の呼吸陸の型・常夜狐月・無間が繰り出される
ドクン
兄貴!!兄貴!!どうなった!?どうなってる!?どこにいる!?くそっ!!見えない!!柱と壁で・・・
「ふむ・・・随分堪えるたが・・ここまで・・・動けば・・臓物が・・まほろ出する・・・」
ドクンと黒死牟の脈拍が上がっている・・・何だ・・・?
実弥が笑いだした「猫にマタタビ鬼には稀血」
「オイオイどうしたぁ千鳥足になってるぜぇ 上弦にも効くみてェだなこの血は!!俺の血の匂いで鬼は酩酊する 稀血の中でもさらに希少な血だぜ 存分に味わえ!!
第168話「百世不磨」
自分の血が特別なんだと気付いたのは 鬼を借り始めてすぐだ そもそも鬼にされた母が 俺が出血したとたんうごきが鈍くなった 母を殺めた後は この世の全てが休息に色を失い 擦り切れて褪せていった 俺は夜の中をもがき回った
鬼殺隊も日輪刀も存在すら知らず 山ほどの刃物で武双して 鬼と戦い 捕え 陽の光で灼き殺す 今思えばとんでもない自殺行為だが 死ななかったのは この血で鬼を酔わせられたおかげ 運が良かっただけ 同じ鬼を折っていて出会った鬼殺隊の粂野匡近が”育手”を紹介してくれたおかげ でも俺は知っている
善良な人間から次々死んでいく この世の不条理を 下弦の壱は匡近と二人で倒したのに 柱になったのは俺だけだった
実弥はまだ黒死牟に技を出し続けている・・・
この小僧この傷でまだ動くか 今までの柱ならば勝負はついた しかし 奴は自ら出血を止めた 血を凝固させているのか?呼吸で? 筋肉を引き絞り臓物が飛び出るのを止めている?
「どちらにせよ 人間にできて良いげいとうではない・・・ 初見なり・・・面白い・・・
微酔う感覚も何時振りか・・・愉快・・・さらには稀血・・・玄弥の刀を足で黒死牟が止めた
実弥記憶お館様への想い
頭に来るんだよ 人が苦しんでいるのに 笑っている奴が 自分の手を汚さず 命の危機もなく 一段高い所から 涼しい顔で 指図だけ するような奴が
「いい御身分だなぁ おい テメェ 産屋敷さんよォ」
「不死川・・・口の利き方というものが わからないようだな・・・」
「いいよ行冥 言わせてあげておくれ 私は構わないよ」
胡蝶カナエが「ですが・・・お館様・・・」
「大丈夫だよカナエ」
「白々しいんだよォ 鼻につく演技だぜ 隊員のことなんざァ使い捨ての駒としか思ってねぇくせに」 「アンタ武術も何も齧ってすらねェだろォ 見れば一発でわかる そんな奴が鬼殺隊の頭だとォ?むしずが走るぜェ ふざけんじゃねぇよ!!」
「ごめんね」
「刀は振ってみたけれどすぐに脈が狂ってしまって10回もできなかった 叶うことなら私も君たちのように 体一つで人の命を守っる強い剣士になりたかった」 「けれどどうぢても無理だったんだ つらいことばかりさせてごめんね」
言葉が出てくなくなった お館様の眼差しは母を起こさせた 親が我が子に向ける 溢れるような いつくしみに 優しく頬wくるまれる気がした
「君たちが捨て駒だとするならば 私も同じく捨て駒だ 鬼殺隊を動かす駒の一つに過ぎない私が死んだとしても 何も変わらない 私の代わりはすでに居る 実弥は柱合会議に来たのが初めてだから 勘違いしてしまったのだと思うけれど 私は偉くも何ともないんだよ 皆が善意でそれ祖の如く扱ってくれているだけなんだ 嫌だったら 同じ王にしなくていいんだよ それに拘るよりも実弥は柱として人の命を守って遅れそれだけが私の願いだよ」
「匡近が死んで間もないのに呼んでしまってすまなかったね 兄弟のように仲良くしていたから なおさらつらかったろう」
「!!・・・名前」
「不死川くんお館様は当主になられてから 亡くなった隊員の名前と生い立ちは全て記憶してらっしゃるのよ」
・・・そんな 俺でさえ 一緒に戦って死んだ隊士全ての名前は憶えきれてない
「実弥 鬼殺隊の子供たちは皆 遺書を書いているよね その遺書の内容がね 殆ど似通っているんだ 匡近も同じだったよ 渡そうと思っていたんだ実弥い 匡近は失った弟と 実弥を重ねていたんだね 光輝く未来を夢見てる 私の夢と同じだよ 大切な人が笑顔で 天寿を全うできるその日まで 幸せに暮らせるよう 決してその命が理不尽に脅かされることが無いよう願う 例えその時自分が 生きてその人の傍らにいられなくとも生きていて欲しい 生き抜いて欲しい」
実弥は玄弥の銃を使い黒死牟に打ち込んだがかすり傷一つついていない
「次々と降って湧く・・・」
「我ら鬼殺隊は百政府間 鬼をこの世から 屠り去るまで・・・」ついに鬼殺隊最強の柱、行冥が姿を現した
第169話「地鳴る」
「不死川 腹の傷は今すぐ縫え その間は私が引き受ける」
黒死牟は行冥をみてゾクゾクしていた・・・
素晴らしい・・・極限まで練り上げられた肉体の感性形 これ程の剣士を拝むのは。。。それこそ300年振りか・・・
行冥が日輪刀を振り回すだけで空気が引き寄せられる
行冥が鉄球を投げすぐさま手斧まで投げた
両手の武器を手放したわけではない・・・鎖を踏みつけることでその武器は黒死牟に襲いかかる そして鎖は黒死牟ですら斬ることができなかった
鎖 斧 鉄球 全ての鉄の純度が極めて高い武器・・・黒死牟の肉体から造られたこの刀では斬る前に灼け落ちてしまうだろう
これ程太陽光吸い込んだ鉄は 刀匠の技術が最盛期たる戦国の世にも発見されていなかった
黒死牟は間合いの内側に入ろうとしたが
行冥は武器を手足の如く扱える筋力 あの重量の図体でこれほどの身軽さ俊敏さ 俄かには信じ難し
最強VS最強
行冥と黒死牟の攻防は一切のよどみがない
鎖で黒死牟の刀を斬った行冥だが
「折られた所で・・・すぐに再生するのだ・・・攻撃は無意味 哀れな・・・人間よ・・・」
「これは無惨の時まで温存しておきたかったが ここで負けては元の木阿弥 今使うも止む無し!!」
行冥の体に痣が浮き上がった・・・。
第19巻個人的感想と世間の反応
ついに仇となる童磨を打ち負かすことができたカナヲと伊之助でしたが、しのぶの代償はあまりにも大きなものでした。
そして最強の上弦であり月の呼吸の使い手である、縁壱の双子の兄黒死牟戦が始まりました。
もうこれ以上の犠牲は見たくないですよね。命が気持ちが数珠のようにつなぎあって今度こそ鬼のいない世界にすることができるのか!?
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