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五条悟の人気記事一覧
第134話 渋谷事変51
術式の奥義!極ノ番!!
前回、偽夏油が真人を黒い塊のようにしたものは、“極ノ番”という術式の奥義でした! これは、「呪霊操術」に限らず、それぞれの術式において、“領域”を除いた術式の奥義だそうです。 奥義名はそれぞれあるような感じで、「呪霊操術」の場合は「うずまき」と言う名前のようです。 「うずまき」は、操っている呪霊を一つにまとめ、高密度に圧縮された呪力を相手にぶつけるものだそうで、当初、偽夏油は、下級呪霊の利用方法としてしか認識していませんでした。 しかし、どのタイミングで試したのかは分かりませんが、準一級以上の呪霊を「うずまき」によって圧縮すると、その呪霊の術式を抽出できるというのです! この話の直後に偽夏油が、真人だった塊を飲み込んだことから、抽出された術式は取り込むこともできるようです。 飲み込んだ直後に取り込めるのか、それとも時間経過により取り込むことができるのかは分かりませんが、これによって真人の術式が偽夏油の力の一つとなってしまいました! 「呪霊操術」は、呪霊を従えないと使い物にならない術式ではあるので、今は多くの呪霊を出すことを基本戦法としていますが、夏油単体の地力も相当のものだと思われます。 そんな体を操っている偽夏油が、真人の「無為転変」を取得したとしたら、一体どれほどの脅威となってしまうのでしょうか。 あまり想像したくはありませんが、取り込まれてしまったものは仕方がありません。 今この瞬間は、偽夏油の体に「無為転変」の術式が馴染むまでに時間がかかることを祈るしかありません。 この話を黙って聞いていた虎杖は、何か策があるのでしょうか。 「今は…待つ!!」と、何かの気配を感じ取っているようです!総力戦!京都校の援軍!!
余裕綽々と「呪霊操術」の“極ノ番”「うずまき」について語っていた偽夏油ですが、虎杖の感じていた気配を当たり前のように感知していたらしく、真人を取り込んだ拍子に上空へと視線を向けました。 そこには、京都校の西宮が飛んでおり、偽夏油が見上げたのと同時くらいのタイミングで、ランタンのようなものに火を灯しました。 それを合図に、待機していた京都校メンバーが偽夏油に攻撃を仕掛けました。 まずは、加茂が弓による遠距離攻撃を仕掛けました。 弓とはいえ、加茂家相伝の「赤血操術」により、矢の軌道を操れるはずなのですが、偽夏油は死角からの弓による攻撃を回避しました。 回避行動中に、禅院真依によるスナイパーライフルによる狙撃が行われましたが、実体のある呪霊を盾にしたのか、真依の弾は偽夏油までは届きませんでした。 しかし、ここまでは想定内だったのか、この隙に三輪が自身の間合いまで接近し、「シン・陰流」による全力の抜刀を放ちました! これほど綿密なチームワークでの攻めでしたが、三輪の渾身の一撃も偽夏油に防がれてしまいました。 カウンターに偽夏油は、三輪に対して下級呪霊の「うずまき」を放ちました! 至近距離による攻撃で、回避困難な三輪でしたが、間一髪、日下部が防御したことで、三輪の致命傷は避けることができました! 日下部を皮切りに、警戒のために散っていた人たちが集結し始め、総力戦と言ってもいい構図となりました。偽夏油の正体!?
そして、まさかの脹相までもが戦場に現れました! 虎杖との謎の記憶から、戦場から離れていた脹相ですが、その真相を求めて、再び戦場へと戻ってきました。 高専メンバーよりも先に脹相の気配に気付いて話しかけた偽夏油ですが、脹相が偽夏油の顔を見た直後に、さらなる記憶が呼び覚まされました。 脹相には、親が3人いるというのです。 それは、「人間の母」、「人間の母を孕ませた呪霊」、そして、このままいけば人間と呪霊のハーフとして生まれていたはずなのに、その間に「自分の血を混ぜて弄んだ父・加茂憲倫」。 その「加茂憲倫」が、偽夏油だというのです! 同名の京都校の加茂も一瞬びっくりしますが、加茂憲倫という人物は、加茂家の汚点で、史上最悪の術師だそうです。 脹相の頭に浮かんだ「加茂憲倫」にも額に縫い目があったことから、どこかのタイミングで本物の加茂は乗っ取られてしまったのでしょう。 偽夏油自身も、「数ある名の一つ」と言っています。 しかし、庵歌姫が言ったことが本当なら、偽夏油の中身が加茂憲倫だった場合でも、150年以上生きているというのです。 その加茂憲倫でさえ、偽夏油の中身の存在が乗っ取った一つでしかないのなら、一体いつから存在していたのでしょうか? 偽夏油の中身についての謎は深まるばかりです。偽夏油vs脹相!?
ともあれ、加茂憲倫に恨みのある脹相は、偽夏油に向かっていきます。 それを良しとせず、介入してくる人物がいました。 それは、宿儺とも面識のあった裏梅です! 「これ以上私を待たせるな」と言ったことから、渋谷駅での戦い中ずっと何かを待っていた様子ですが、何を待っていたのでしょうか。 そして、ラストに脹相が裏梅に向かって「俺はお兄ちゃんだぞ!!!」と言っていますが、誰に向けての発言だったのでしょうか。今だけ!!呪術廻戦を全巻半額で読む方法
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第135話 渋谷事変52
脹相と虎杖
加茂憲倫により、加茂家相伝の「赤血操術」を使う脹相は、その術式の影響かと思われますが、「血の繋がった」弟達の異変は、どれだけ遠くにいても感じ取れるようです。 それによって、壊相、血塗が虎杖と釘崎に殺された際は、異常なまでの異変を感じ取ったようです。 その異変が、渋谷駅内で戦った後の虎杖からも感じ取れたというのです! このことから脹相は、虎杖も自身の兄弟、弟だと認識したようです。 通常ではありえないことですが、すでに別の何かに体を乗っ取られていた可能性があるとはいえ、脹相の憎き父、加茂憲倫が今では夏油の体で生きていることを知ってしまったので、可能性として無くはない、と判断したようです。 そして、呪胎九相図の中でも兄という立場だからなのか、脹相は人一倍、兄弟のために行動します。 この信念ともいえる行動原理に従って、脹相は虎杖を守ることにしました。脹相vs偽夏油!!
脹相は、対峙する偽夏油、そして裏梅を相手に全力で立ち向かいます。 虎杖も翻弄し、重傷を負わせた脹相の「赤血操術」による「穿血」を裏梅に放ちました。 脹相の「穿血」は、加茂家嫡男の憲紀から見ても練度の高いもので、偽夏油の下で働き、宿儺とも面識のある裏梅さえも躱さずにガードを選択するほどの速さを誇っていました! ガードはしたものの、その威力によって後方へと下げられてしまった裏梅の隙をついて、単独となった偽夏油に「穿血」で伸ばしたままの血液を横に薙ぎます! 偽夏油はその攻撃を易々とかわしますが、攻撃の際に「穿血」の血液を地面にしみこませたのか、直後に偽夏油の足場を隆起させてバランスを崩しました。 この機を逃さずに接近戦へと持ち込んだ脹相ですが、繰り出す攻撃は全て躱されるかガードされてしまいます。 偽夏油も余裕綽々と言った様子で、脹相に対して「疲れてるだろ」と問いかけるほどです。 しかし、脹相は自身の術式による感知で虎杖の「死」を感じ取ったことから、完全に弟と認識しているようで、「それが弟の前で命を張らない理由になるか?」と返しました。 さすがに、観戦状態のパンダが気になったのか虎杖へと「他人だよな?」と確認したほどです。 虎杖は一度殺されかけているだけに、脹相の行動の意味が分からない様子ですが、このチャンスを逃すまいと機を伺います。 それは、周囲も同じようで、脹相の乱入により乱れた場を利用して獄門彊を取り返すために、戦闘準備に入りました!裏梅の実力!
一度目の奇襲は成功しませんでしたが、脹相により乱れている現状を利用して、第二波を叩きこもうとする面々ですが、最初は残機のあるパンダが出るようです。 ゴリラモードによる「激震」で地面を揺らそうと振りかぶりましたが、それが成功することはありませんでした。 「穿血」により後退していた裏梅が戻ってきており、その術式により周囲を氷漬けにしてしまったのです! 「氷凝呪法」と言ったことから呪詛師である可能性も出てきましたが、その威力は、下手に動けば体が氷と一緒に割れてしまうほど強力なものです。 一瞬にして形勢を変えてしまうほどの力を持った裏梅が、いったいどのような人物なのかも今まで以上に気になるところではありますが、偽夏油と戦っていた脹相を含め、地上にいたメンバーは全員氷漬けとなってしまいました。 脹相は「赤血操術」による「赤鱗躍動」により氷を解かそうとしていますが、その前に裏梅がトドメを刺そうとします。 しかし、宿儺と関係のある裏梅は、宿主である虎杖の体が壊れないように、虎杖に対してのみ威力を軽減していたようで、周りと同じように氷漬けにされているかに見えた虎杖は、自力での脱出に成功しました! そして、ずっと空を飛んでいた西宮も裏梅の技をくらうことなく、自由に動くことが可能でした。 数瞬のうちに脹相を氷から解放し、なんとか3人が動ける状態となりましたが、あまりに分が悪いと言わざるを得ません。 西宮が「歌姫先生の準備ができるまで時間を稼ぐよ!」と言っていることから、本編ではまだ未発動の歌姫の術式には、この場を打開できるほどの何かがあるのかもしれません。最強の助っ人参上!!
裏梅は、宿儺の器である虎杖のみが生きていれば良しと考え、残りは皆殺しにしようと大威力の技を放ってきました! 虎杖たちも、その威力と範囲を見て死を覚悟しましたが、氷の礫の山が降り注いだ後も生きているようでした。 それもそのはず、この土壇場にて最強の一角ともいえる特級呪術師の九十九由基が駆け付けたのです! 普段は、呪霊被害を根本的に解決するため、高専の依頼などは受けずに海外などを放浪していましたが、五条悟の封印という緊急事態をどこからか聞きつけたのか、タイミング良く登場しました。第136話 渋谷事変53
呪霊をなくす方法
虎杖たちのピンチを救った九十九が偽夏油に対して問うたのは、「世界から呪霊をなくす方法」でした。 偽夏油との戦闘よりも対話を優先させた九十九の意思は分かりませんが、呪霊をなくすためには、どのような方法を取ったとしても人類を一段階上の存在へと進めなければいけないと言います。 九十九の考える方法とは「呪力からの脱却」、偽夏油は「呪力の最適化」と、両者の考えは重ならない様子です。 九十九は、おまけとばかりに虎杖にも目配せしますが、虎杖がそんなことを考えているわけもなく、答えることができませんでした。 九十九の言う「呪力からの脱却」は、今は亡き甚爾をモデルにしていたのか、偽夏油は甚爾が死んだ時点で、この方法を捨てたと考えていたようです。 九十九自身は、深層意識にあるはずの夏油本人に話しかけていたようで、偽夏油からの返答に満足はしないまでも、対話は続けるようです。 そして、偽夏油の掲げる「呪力の最適化」の方法のデメリットを挙げます。 これは、海外を放浪していた九十九の調査で、日本よりも圧倒的に海外の方が、呪術師や呪霊の発生が少ないそうです。 これにより、呪力の最適化を行うには天元の結界を利用する必要があり、天元を利用するということは、呪力の最適化により術師が生まれるのは、日本に限定されるようです。 こうなってしまうと、“呪力”というエネルギーが日本に独占され、ほかの国は黙っていないでしょう。 加えて、“人”がエネルギー源となるため、その被害も莫大なものになるでしょう。 これらのことは、九十九の理想とはかけ離れたものであり、呪霊がいなくなっただけで、別の不幸を振りまいていることに変わりありません。 偽夏油は、そんな九十九の理想など意に返さず、全く別の目的で動いているため、あくまで呪霊も人間も可能性の一つだと言います。偽夏油の実験
偽夏油の目的は分かりませんが、呪霊も人間も可能性の一つと語るにふさわしい実験を多く繰り返してきたことも事実です。 脹相を含む九体呪相図も、その実験の一つです。 しかし、偽夏油はその結果に満足できず、まだまだ可能性が秘められていると言います。 それは、自身の手で行った実験では、自身の想像を超える結果が出ないため、自身の手を離れた結果こそが次なる可能性だと言います。 そのための力を、偽夏油は手に入れてしまいました。 それは魂に直接干渉することのできる術式を持った、真人の存在です。 そして、偽夏油は取り込んだ真人の術式「無為転変」を発動します。 その効力は、近くにいる九十九たちに及ぼされたものではなく、全く別の場所にいる者に発動したと言います! 一つは、虎杖のように「呪物を取り込ませたもの」。 一つは、吉野順平のように「術式は持っているが、脳が術式を扱うようにできていないもの」。 この二種類の人を、それぞれ術式の扱える体に作り替えたと言います。 その際、入院している伏黒の姉、津美紀が描写されたことから、この二種類のうちのひとりに含まれている者と思われます。 その後、結ばれていた紙か布をほどいて、「呪物を解放した」と言いました。 これから、偽夏油により「無為転変」を施された人間が、呪力の扱いを学ぶために殺し合いを始めると言いました。 どこまでも凶悪な偽夏油に、しびれを切らしてきたのか九十九が戦闘に入ろうとします!偽夏油の目論見
裏梅によって半身を氷漬けにされていた虎杖に対して、九十九が「あいつボコろう」と言った直後、その氷が突然解けました! これは、九十九の術式でもなんでもなく、単純に裏梅の集中力が途切れたからでした。 脹相の攻撃も防ぎ、少しだけ負ったダメージも反転術式により回復させていましたが、傷を負わされた相手が「赤血操術」の使い手である脹相というのが原因でした。 脹相の放った「穿血」により、裏梅の体内に脹相の血が混ざってしまい、これが毒として裏梅を侵食していきました。 その結果、発動した術式が溶けていってしまったのです。 凍らされ、体温なども下がっていた面々ですが、術式による体温調整などで動ける者も多く、これから反撃といった雰囲気です! ここで、偽夏油から爆弾発言が投下されました。 「無為転変」により放った呪物たちは、なんと千年前からコツコツと集めて契約していった呪術師の成れの果てだというのです! 偽夏油の本体が、どれだけ古いものなのかが改めて伺えます。 そして、術師に限らず契約もしていたという偽夏油は、そちらの契約に関しては今の肉体を手に入れたときに破棄したと言いました。 これの意味するところは、契約の必要なく、呪霊に関しては従えることができるようになったからにほかなりません! 自身の撤退のため、その千年前から契約してきた呪霊たちを一斉に放ちました! 獄門彊を持った偽夏油を逃がすことはできませんが、無数の呪霊たちが解放された現状も打破しなければいけません。 新たな呪術全盛の時代が幕を開けました!!第137話 「堅白」
変貌した東京!?
前回のラストに偽夏油が放った呪霊たちを虎杖たちがどのようにして退けていくかが描かれるかと思っていた今回ですが、時は進み、荒廃した東京の様子が描かれていました。 上空映像に映るのは、電気により明るく照らされた日本列島の様子。 しかし、最も電気を発しているであろう東京は暗い闇に包まれていました。 前回、偽夏油の話していた「術式が使えない人物に呪物を埋め込み、術式を扱えるようにしたもの」と「術式を持っていても使えなかったものを、術式の扱えるようにした」二種類の存在が暴れた後なのでしょうか。 国の上層部は安否不明となり、インフラも最低限が賄えるかどうか、といった具合のようです。 東京の23区以外の地域では、まだ無事な場所もあるようですが、放たれた呪霊の数は100万はくだらないようで、無事な地域も時間の問題と言えるかもしれません。 このような事態で、術師側も警護や対処にあてられてはいますが、呪霊の数に対して術師の数が足りていない状況のため、呪霊の発生場所を限定する目的もあり、「東京でしか呪霊は発生しない」と嘘の情報と共に、呪霊の存在を公表する動きになっているようです。 国の上層部など、一部の権力者、有力者には呪霊の存在は知られていたのでしょうが、一般市民に公表することになれば、今以上のパニックが予想されるのではないでしょうか? それほどまでに、渋谷事変後の東京は追い詰められた状況にあるようです。ついに登場!乙骨憂太
そんな荒廃した東京でも、まだ生き残りはいました。 どこかのコンビニで食べ物を物色していた女の子がいました。 そこに、人型ではあるものの人間とは言い難い容姿のものが、女の子に話しかけてきました。 人型の何かは、言葉を発してはいましたが、女の子と意思の疎通を図ることはなく、それでも優しいのだろう女の子が飲み物をその人型の何かに持って行きました。 そして、コンビニを出た途端に横から爬虫類型のような巨大な呪霊が女の子を丸呑みしようと大口を開けて待っていました! あわや食べられてしまうかと思われたその時、呪霊の上空から口を塞ぐように刀を突き刺す術師が降ってきました。 その術師は、まだトドメを刺していないにもかかわらず、呪霊から刀を抜いて女の子に声を掛けました。 それも呪霊に背を向けた状態で、女の子に話しかけたのです! このチャンスを逃すまいと、爬虫類型の呪霊は、その術師を丸呑みしようと再度、大口を開けましたが、一瞬のうちに術師の背後から消えてしまいました。 直後に横から何かがつぶれるような音がしたため、女の子は音の方向に目を向けましたが、術師がその光景を見せないように目を塞ぎました。 その方向には、原形をとどめていないほどに壁に叩きつけられた呪霊の姿がありました。 「ダメだよリカちゃん、やりすぎは」と呟いたことから、 特級呪術師の乙骨優太なのでしょう! 五条のあとを継げるほどの実力を持った乙骨の登場となります!!通達
女の子を救助した乙骨は、蝋燭で照らされ、障子に囲まれた謎の空間にいました。 その障子の向こうからは声が聞こえるため、その一つひとつに誰かがいるのでしょう。 乙骨はその障子の向こうの人たちに向かって話しかけます。 どうやら、この障子の向こうの人たちは高い地位にいるらしく、乙骨はこの人たちの信頼を得ようとしているようで、今回の女の子の救助も命令による呪霊退治のついでのもののようです。 しかし、術師が呪霊を祓うのは当たり前ともいえる行為なので、障子の向こうの人たちには信頼を得るほどの働きには見えないようでした。 乙骨自身は、そのようなことは関係ないらしく、渋谷事変にて虎杖が狗巻の腕を落としたことを理由に、虎杖の死刑執行を乙骨が担当することを承認させるための行動だったようです。 ここで謎が生まれますが、はたして狗巻の腕を落としたのは誰なのでしょうか? 虎杖と狗巻が行動を共にすることはなかったので、宿儺の領域展開時に巻き込まれたのか、偽夏油の放った呪霊たちを撃退した後に何かがあったのか、いまだ想像の域を出ません。 ともかく、渋谷事変後の東京では、様々なことが術師界隈で決められたようです。 それは、- 「夏油の排除」五条が渋谷事変の共同犯人とされ
- 「呪術界からの永久追放ならびに封印の解呪禁止」
- 「夜蛾の死罪の認定」
- 「虎杖の死刑執行猶予の取り消し」
- 「虎杖の死刑執行人に乙骨を任命」
第138話 禪院家
禅院家集合
渋谷事変にて、五条奪還作戦に参戦し、未登録の特級呪霊である陀昆、漏瑚との二連戦を繰り広げました。 陀昆との戦いで片腕を失いましたが、オガミ婆によって降霊された伏黒甚爾の乱入もあって、陀昆の領域展開から脱出することができました。 しかし、直後に現れた漏瑚によって高火力の攻撃を全身に受けてしまい、その後の戦闘は離脱することとなりました。 戦線離脱後の行方は分かっていませんでしたが、今回の話を見る限りは、戦場は無事に脱することができ治療を受けていましたが、快復することはなかったようです。 徐々に命の灯が消えていく中、御三家とも呼ばれる禅院家の次期当主になる人物、それに近しい人物が禅院家の屋敷に呼ばれていました。 三人とも「特別一級呪術師」という聞きなれない位についていますが、実力は確かなのでしょう。 それぞれ、「禅院直哉」「禅院扇」「禅院甚壱」という名前で、直哉が次期当主になる事は、ほとんど確定のようです。 その直哉の口から、真希も重傷を負っており、生死をさまよっているような発言がありました。 真希も直毘人同様に陀昆と戦い、漏瑚によって戦線を離脱させられた一人です。 その容態を口にした直毘人は、禅院家当主の座にしか興味がないようで、あまり真希たちには関心がないような口ぶりでしたが…。直毘人死す!
次期当主に最も近いであろう、というか自分でそう発言している直哉が、残る二人に向かって挑発的な言葉を吐いて、一触即発の状況となったところで、直毘人の訃報が告げられました。 直毘人の遺言は、フルダテという人物が預かっているようで、直哉、扇、甚壱の三人が揃った場でのみ伝えられるということで、今回この三人が呼び集められたようです。 そして、フルダテが直毘人の遺言を読んでいきます。 内容は、概ね直哉が想像していた通りで、禅院家の次期当主は直哉が継ぎ、高専と禅院家にある忌庫と呼ばれる場所に保管された財産は、直哉が相続するが「扇」か「甚壱」のどちらかの承認を得た上での運用ができるとのことです。 完全に禅院家のものを自由にできなかった直哉は若干不服のようでしたが、次に語られた言葉で全てが覆りました。 それは、五条が死んだ場合、もしくは意思の疎通が不可能となった場合は、伏黒甚爾との契約が履行され、その瞬間から禅院家の当主は伏黒恵に移され、財産に至っても相続されるというのです! もともと直哉とは仲の悪かったであろう二人は、直哉以外が当主につくのなら、そちらの方が良いというスタンスでしたが、当の直哉は当主の座を奪われることに憤慨し、恵を殺しに行こうとします。 そして、明確な居場所はつかめていませんが、宿儺の器である虎杖と一緒にいるのは確実だろうということで、虎杖もまとめて始末するようです。 荒廃してしまった東京で、権力争いに巻き込まれる伏黒もたまったものではないでしょうが、呪術師としても相当な実力を持っているであろう直哉に、特級の乙骨の二人に命を狙われることになってしまった虎杖。虎杖と脹相
偽夏油との戦いの後、九十九由基からの提案を断り、高専には戻らなかった様子の虎杖ですが、なんと脹相と行動を共にしているようです。 高専に戻らなかったのは、宿儺が伏黒恵に対して何かを企んでいることと、宿儺の指が集まってきたことによる宿儺の力の増加に伴って、数多くの人を殺してしまったことが原因のようです。 それでも多くの人を救うために、荒廃してしまった東京で蔓延している呪霊たちを狩っていくことにした、虎杖と脹相。第139話 狩人
狩人
呪霊の狩人として行動している虎杖は、自ら呪霊を探すような非効率なことはせず、開けた場所で手を叩いて呪霊をおびき寄せていました。 それだけ目立つことをして、一体のみの呪霊が釣れるようなことはなく、複数体の呪霊が一気に虎杖へと襲い掛かります。 しかし、渋谷事変を経て実力を増している虎杖は、低級呪霊などものともせず攻撃をかわして、逃げの一手を取ります。 そして、引き連れた呪霊たちが一直線に並んだところで、待ち構えていた脹相が出てきました! その呪霊たちを貫くように「穿血」を放ちます。 あっという間に一網打尽にされた呪霊たちでしたが、運よく生き残った個体が一体いました。 これに対して、脹相は焦ることなく虎杖の名を口にし、直後に虎杖の強力な打撃によって、その呪霊も祓ってしまいました。 呪胎九相図の長男として、また、偽夏油の中身のモノの実験として加茂家の「赤血操術」を継いでいる脹相の目から見ても、現在の虎杖の実力は底知れぬものがあるようです。 脹相の言葉が本当なら、この時点での虎杖は渋谷事変での傷が癒えていないのか、万全ではない状態で呪霊狩りを行っているようなので、まだまだ本調子とは言えない段階で、これまでの虎杖自身の実力を凌駕していると言えるでしょう。謎に包まれた虎杖の父!?
簡単に呪霊の群れを祓った虎杖と脹相でしたが、ここで脹相が物語最大の謎ともいえる核心をついてきます! 渋谷事変で虎杖vs脹相が繰り広げられてから、脹相の脳内には虎杖とのまさに兄弟と言える風景が浮かびました。 その映像を、今も信じており、虎杖に対して「俺の弟」と言っていますが、そんな虎杖に対して「お前の父の額にも縫い目があったはず」と言ったのです! 虎杖の家族関係は、物語冒頭の祖父の死しか語られていませんでしたが、脹相が本能的に虎杖の事を弟だと感じていることから、虎杖の父も偽夏油の中身と同じものだった可能性が浮上してきました。 偽夏油の本体は、現在の行動からも分かる通り、実験により様々なことをしています。 普通の人からは考えられないような身体能力を持っている虎杖も、父親が偽夏油の本体であったとしたら、天与呪縛の実験などによって作られた可能性が高いかもしれません。 そのため、脹相からその可能性を示された時は、父の事を思い出そうとしたのか、一瞬呆けてしまいましたが、ある来訪者のせいで意識はそちらに向かいます。執行人現る!!
脹相から言われ、父の姿を思い浮かべようとした瞬間、背後から声が聞こえてきました。 そこには、恵抹殺のために動いていた直哉の姿があります。 もちろん、直哉のことを知らない虎杖は「誰だコイツ」状態ですが、恵の名前が出たことから、伏黒の関係者だとなんとなく感じているようです。 対する直哉は、自分の方が先に虎杖と接触したことに戸惑いを隠せないようですが、死刑執行が決定された虎杖が隠れる気もなく呪霊と戦っていることにも疑問を持っているようです。 渋谷事変後は高専などから離れ、呪術界の情報を取れなくなっていたので、虎杖は直哉と接触して初めて、五条悟の影響力の強さ、自身の死刑が決定したことを知ります。 直哉としては、虎杖の事は眼中にないため、恵へのエサとして拉致しようかと画策します。 一定以上の実力は有しているはずの虎杖と脹相ですが、直哉が接近してきたことに気付けないほど、直哉は速く移動してきました。 そして、虎杖たちの攻撃も、少ない間隙を縫って反撃したり、回避したりと、通常では考えられないような速さで行動してきます。 このことから、直哉が何らかの術式を使っていると推測し、直哉側も虎杖たちの実力が想像よりも上だということで、さらにスピードを上げようとしました。 その時、五条悟並みの呪力を放ちながらも、もっと禍々しいモノの気配を三人が感じ取りました。 宿儺の器である虎杖の死刑執行人・乙骨優太が現れたのです!第140話 執行
激突!
直哉に続いて虎杖の下にたどり着いた乙骨ですが、距離を縮めるためにジャンプして移動しただけで、着地点のコンクリートを陥没させてしまうほど濃密な呪力を纏っていました! そんな乙骨のことを初めて見た虎杖は、彼が乙骨優太だと認識していませんでしたが、直哉が乙骨へ話しかけた際に名前を呼んだことにより、五条の弟子であり、特級呪術師の先輩・乙骨優太だと認識することができました。 直哉は、あくまでも伏黒恵が標的であり、虎杖の事は伏黒をおびき出すためのエサにしか考えていないため、乙骨と共闘しようと申し出ます。 その内容も、虎杖を殺すために来ている乙骨の邪魔はしないよう、虎杖を殺すことに関しては全面的に協力するとのこと。 ただし、虎杖殺害の報告を上げないで欲しいといったものでした。 これにより、この戦いで乙骨が虎杖の死刑を執行したとしても高専上層部に報告されることはなく、「虎杖はまだ生きている」ことを前提に伏黒が動くからです。 乙骨が真希たちと仲が良いことも含めて、伏黒の名前は出さずに「虎杖をエサに会いたい人がいる」とだけ伝えるあたり、直哉の腹黒さが伺えます。 禅院直哉と乙骨優太が共闘の話をしている間、虎杖と脹相は逃げる算段を立てていました。 直哉一人が相手なら二対一でなんとかするようでしたが、乙骨の纏う空気を感じ、脹相は虎杖を逃がすことを選択しました。 脹相一人が犠牲になる事は虎杖自身が許しませんが、あくまで乙骨の狙いが虎杖であるため、脹相は命までは取られないだろうと虎杖を説得します。予想以上
両者とも同じタイミングで話がつき、同時に動き出します! 脹相は、虎杖が逃げやすいように、乙骨が通るであろう場所を塞ごうと「穿血」の発動準備をしました。 しかし、御三家の術式である「赤血操術」を知っている直哉は、「穿血」発動までのタメの隙を見事につき、脹相の妨害を無効化しました! スムーズに虎杖を追うためのスタートダッシュが切れた乙骨ですが、虎杖も素の身体能力が非常に高いうえ、呪力での身体強化も行っているので、相当な速度で走り出しています。 乙骨は刀を持った状態で虎杖を追跡していますが、虎杖の身体能力に負けず劣らずの速度で、虎杖と憑かず離れずの距離を保っています。 虎杖は、開けている場所では乙骨の追跡はまけないと考え、周辺に落ちている車や倒壊した建物を壁に使おうとしますが、そのことごとくが乙骨に切り伏せられていきます。 見た目非力な乙骨が、虎杖と同等以上のパワーを発揮しているのも、五条悟以上の呪力量を常に高出力で体に纏っているために可能でした。 加えて、一般の上級術師のようにスムーズな呪力操作で攻撃の方向などを読ませづらくしているのに対して、乙骨の場合は、つねに高出力の呪力を纏っているので呪力操作をする必要がなく、それでも並の術師以上の殺傷能力を持っているという、完全に規格外の存在でした! 短い期間で様々な視線をくぐって急成長してきた虎杖ですが、乙骨の攻撃を避けるのは並大抵のことではいかないようです。 しかし、今は亡き七海の最後の言葉を魂に刻み込んでいる虎杖は、こんなところで死ぬわけにはいかないと鼓舞し、乙骨に相対します!第141話 うしろのしょうめん
虎杖のナイフ術!
周囲の瓦礫や車などを遮蔽物にして乙骨から姿をくらまそうとした虎杖でしたが、底の見えないまでの呪力量で強化された乙骨の地力により、そのことごとくを打ち破られてしまいました。 仕方なく乙骨の接近を許してしまった虎杖は、なんとか反撃して逃げようと画策しますが、乙骨の持っている刀により、素手の虎杖とはリーチの差で大幅なアドバンテージを取られていました。 どうにかして乙骨の刀を排除しようとした虎杖は、攻撃を避けている最中にあるものを発見します。 それは、四駆車の中に都合よく転がっていたサバイバルナイフでした! 乙骨は、虎杖が突然ナイフを構えたのを見て一瞬警戒しますが、呪力のこもっている「呪具」ではないことを確信すると、自身に与えられるダメージは少ないと見積り、脅威ではないと判断しました。 ナイフを手にした虎杖は、それでもリーチの差で負けてはいますが、乙骨との距離を詰めることを優先して、乙骨の刀を何とか捌きながら懐に潜り込みます! もちろん、呪力のこもっていないただのサバイバルナイフのため、虎杖自身の呪力操作により、ナイフに呪力を込めながらの戦闘となっています。 しかし、自身の体内で行う呪力操作とは勝手が違うようで、五条の訓練を受けていた際も後回しにされていたようです。 そのため、素手で戦っているときのように自然な呪力操作はできず、ナイフに意識を集中させての戦闘となってしまいました。 乙骨レベルの相手がこのような隙を見逃すはずもなく、つば競り合いにまで持ち込んだ虎杖でしたが、隙を突かれて反撃されてしまいます。 そして、乙骨の上段からの振り下ろしを防ごうとしましたが、ナイフに込めた呪力が足りておらず、ナイフごと虎杖の腹部を袈裟斬りされてしまいました!リカちゃん
ナイフを破壊され、重傷を負ってしまった虎杖ですが、ひるまずに乙骨に反撃を仕掛けます! 振り下ろされた刀を上から踏みつけることで地面に固定し、側面からの蹴りにより、乙骨の刀を折ることに成功しました。 お互いに武器を無くして仕切り直しかと思われたその時! 追撃を仕掛けようと前進した虎杖を、後ろから掴む存在が現れました。 それは、乙骨から「リカちゃん」と呼ばれる存在で、某死神マンガに出てくる敵のような姿をしています。 突然に虎杖の後ろに現れたようで、虎杖自身もリカちゃんの気配は察知することができなかったようです。 さらに、リカちゃんの力は虎杖を大きく上回っている様子で、リカちゃんの手から逃れようとしますが、全く身動きができていません。 乙骨は、リカちゃんに対して「抑えててね」と軽い感じで言い、先程折られた刀を使って、虎杖を突き刺しました! 虎杖の絶命のピンチに宿儺が出てくるかと思われましたが、宿儺自身は何かの気配を察知したようで笑みを浮かべて、虎杖に代わることはありませんでした。直哉vs脹相
第142話 お兄ちゃんの背中
兄弟
呪胎九相図の長男としての自覚が強い脹相とに対して、自身よりも弱いという兄たちに「死ねばいい」とまで言う直哉。 互いに交わることのない考えを持っていますが、どちらも実力がある事に疑う余地はありません。 これまでは防戦一方だった脹相も、「赤鱗躍動」を駆使することで直哉の速さについていき、カウンターを入れるまでに至りました! ようやく脹相も戦いらしくなってくるかと思いきや、直哉は自身の速さが攻略されることを前提とした動きをしていたようで、脹相のカウンターを容易くかわし、さらにカウンターを加えました! その際、直哉はあまり好きではないようですが、ナイフを使い脹相の脇腹を切り裂きました。 直哉が言うには、ナイフや刀といった得物を術師が使うのは、呪術を基本とするものに相応しくない、という考えの者が一定数いるようで、武器に頼らなければ相手を倒すことができないと、自身の実力が低いと言っているようなものだと言います。 死んだほうがいいと思っている兄たちも武器を携えているようです。 直哉は甚爾の事も知っているようで、天与呪縛により術式が使えないことから禅院家からは追放されてしまった彼ですが、無手のみで戦う甚爾の事は一定の評価をしているようです。 そんな直哉に対して、脹相は兄弟がいたからこそ、強くなった直哉がいるのではないかと説きました。 それは、良くも悪くも兄というものは下の者のお手本となり、その後ろを歩くのも違う道を選ぶのも、先に通った者がいるからこそだと言います。 脹相は呪霊ではありますが、兄弟愛が異常に強いために、弟達から慕われ続ける兄でいようと強い意志を持って生きています。 人間よりも人間らしく生きていると言えるかもしれません。 そして、それこそが脹相の強さでもあります!反撃!
直哉から手痛いカウンターをもらったにしては悠長に話をしている脹相に、ようやく違和感を持ち始めました。 脹相は「赤血操術」を扱うため、通常の出血であれば止血も容易く行うだろうと直哉は考えていました。 そして、常に止血しながら実力者の直哉と戦うことで、脹相のスタミナも閉時以上に激しく消耗するだろうことも読んでいました。 しかし、脹相は止血をするどころか、この会話の間も血を垂れ流しの状態にしていたのです! 脹相は、というよりも九相図は、呪霊と人間のハーフであり、自身の呪力を血液へと変換することができるという特異体質を持っていました。 これにより、自身の呪力が尽きない限りは失血による敗北はあり得ないということです。 そして、血を操る脹相とは最も相性のいい体質ともいえるでしょう! 脹相は、自身が流した大量の血を津波のように使い、直哉を飲み込もうとします。 さすがの直哉も、これには回避するしかなく、また、目の前を大量の血で埋め尽くされてしまったので、脹相の姿も見失ってしまいました。 血の津波自体はそこまで速くなく、直哉からすれば余裕でよけられたために、脹相の体質を知らない直哉は、失血でまともには動けないだろうと判断します。 しかし、その直後に脹相の「穿血」が飛ばされ、前方の津波をかわしながら、視覚からの攻撃にも対応するハメになりました。 無形の血を完全に回避することはできずに、直哉の体に触れてはいませんが、衣服に血が付着することとなりました。 この血を操り、超重量の重さをかけたようで、直哉の動きが鈍くなります。 脹相は「詰みだ」と言いましたが、直哉は挽回の余地があるのか、まだ攻勢を保っています。 それもそのはずで、直哉の術式は直毘人の術式を受け継いでいました。 これは、あらかじめ1秒間を24コマとしてカウントし、その動きをセットしておくことで、術式を発動したときにセットした動きを自身の体がトレースするといったものです。 虎杖が感じていた「速いけど、違和感がある」というのは、トレースした動きであったからだと思われます。 この術式により、脹相によって重さが増した現状でも、それほど動きに支障はないと判断して、脹相へと攻撃を仕掛けます。脹相の切り札!
動きを止めた直哉に向き合い、「穿血」の構えを取っている脹相に対して、それを撃たせまいと距離を詰めようとする直哉でした。 しかし、「穿血」を撃つのに少しの溜めはいるものの、自身が動き出しても放ってこない脹相に対して疑念がよぎります。 その瞬間、人間よりも長い時を生きてきた脹相が生み出した、オリジナルの技がさく裂します! その名も「超新星」。 直哉の進行方向に、超圧縮された血液が爆ぜて、大ダメージを与えました! これにより瀕死とまではいかないかもしれませんが、この戦いの決着が付いたかと思われました。 しかし、脹相の背後から声が聞こえてきたのです。 虎杖を引きずって来た乙骨優太が、そこにはいました。 直後、脹相は顔面を殴られ横に飛ばされてしまいます。第143話 もう一度
乙骨と直哉の縛り
脹相の「超新星」を受けて、意識はあるものの動ける状態ではない直哉ですが、乙骨が救いの手を差し伸べます。 これまで、自身の桁違いの量の呪力を身にまとっての攻撃か、リカちゃんによる攻撃しかしてこなかった乙骨ですが、反転術式により直哉を回復することができると言います。 ただし、タダでは回復してあげないようで、上層部に虎杖が死んだ旨の報告をして欲しいと頼みました。 死刑執行人である乙骨自身が直接報告しないのには、何か裏がありそうですが、直哉には乙骨の反転術式を受ける以外に助かる道がありません。 というのも、脹相の血は半分は呪霊のものなので、人間の体に入ってしまうと拒否反応を起こす、毒のような効果もあるのです。 この症状と前回の出血量により、直哉も脹相が純粋な人間ではないことを知ります。 時すでに遅しですが、戦闘中に知ったところで完全に避けることもできないので、あまり関係のないことかもしれません。 そして、直哉が素直に乙骨の反転術式を受けたかどうかは定かではありませんが、この後の展開から考えると、受けているように感じられます。 ここから、あの人物の回想シーンへと移ります・・・虎杖の過去!!
「仁」と呼ばれる人物が、病室で赤ん坊を抱いていました。 その名前を呼んでいたのは、虎杖の祖父でした。 そして、「仁」と呼ばれた人物も「お父さん」と返していることから、仁は虎杖の父であることが伺えます。 虎杖の祖父は、虎杖の母について話しているようで、その母と関わっていると「殺される」と言うのです。 仁は、どうしても子供が欲しかったらしく、また、虎杖の母親とは別に「香織」という情勢がいたようですが、残念ながら香織との間には子供はできなかった様子です。 さらに、虎杖の祖父の話し方から香織が死んでいることが分かりますが、その原因が虎杖を生んだ母にあるような口ぶりでした。 そして、直後に登場した虎杖の母は、なんと額に縫い目があったのです! 偽夏油や脹相の父である加茂典倫と同じ、正体不明の何かに体を乗っ取られた人物でした。 ここで虎杖が目を覚ましたので続きはありませんが、物語の根幹である可能性が高い、虎杖の出征の秘密の一端が垣間見えた瞬間でした。五条との約束
目が覚めたということは、虎杖が生きているということです。 なぜ生きているのかというと、乙骨自身が語ってくれました。 まだ、五条が封印される前、そして、乙骨が海外の任務に就いていた頃に、五条は乙骨に会いに行っていました。 そこで、五条に何かあれば、高専生を助けてやって欲しいと頼んでいたのです! それは、「嫌な予感がする」といった曖昧なものでしたが、一定レベルの強者の勘はよく当たるもので、五条はその後、封印されてしまいました。 そして、以前は自分も死刑宣告を受けたことのある乙骨は、自身が執行人となった方が行動しやすいと考え、上層部からは「虎杖を殺す」という縛りをかけられていたにもかかわらず、虎杖を生かすことに成功しました。 これは、あまり情報が出ていない乙骨の反転術式により、虎杖の心臓を止めた直後に反転術式を使い蘇生したようです。 自らの手で虎杖の心臓を止めているので、「虎杖を殺す」という縛りは履行され、その後の蘇生に関しては何の障害もなく行うことができたようでした。 これまでは、人が変わったかのように負のオーラを出しているように見えましたが、その実、後輩想いの良い先輩といった雰囲気になっています。死滅回游
乙骨の話を聞いていたところに、ある人物が登場します。 それは、伏黒恵でした。 乙骨が五条側だと話していた段階で予想はできましたが、伏黒も秘密裏に乙骨と行動を共にしていたようです。 伏黒は虎杖に、「高専に戻ってこい」と言いますが、当の本人は、これまで自分の中の宿儺が殺してきた人を思い浮かべて、戻ることはできないと言います。 しかし、伏黒は、「自分たちは正義の味方じゃない、呪術師だ」と言い、すべての責任が虎杖一人のせいではないと言います。 そして、まずは自分を助けろとも。 偽夏油が渋谷事変の最後に放った術式で、偽夏油により術式に目覚めたもの同士の殺し合いが開催されてしまったこと、それに姉である津美紀が巻き込まれていることを話します。 その殺し合いを「死滅回游」と呼びました。死滅回游のルール
- 泳者(プレイヤー)は術式覚醒後十九日以内に任意の結界(コロニー)にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない。
- 前項に違反した泳者からは術式を剝奪する。
- 非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、死滅回游への参加を宣誓したものと見做す。
- 泳者は他泳者の生命を絶つことで点(ポイント)を得る。
- 点とは管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命に懸けられた価値を指し原則術師5点、非術師1点とする。
- 泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点を消費することで管理者と交渉し死滅回游に総則を1つ追加できる。
- 管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない。
- 参加または点取得後、十九日以内に特典の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。
まとめ:呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)16巻ネタバレと感想!134話から143話まで一挙まるまる紹介【最新情報】
今回は呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)16巻ネタバレと感想!134話から143話まで一挙まるまる紹介【最新情報】を紹介しました。 盛りだくさんの内容で、後を引く感じで渋谷事変が終わり、いよいよ死滅回游編のスタートとなります。 虎杖の出生に羂索が絡んでいたことは第1話からの伏線だったのですね。 あれだけ「虎杖を殺す」オーラを出していた乙骨が、まさかの演技で上層部を騙すためのものだったとは、信じてはいたものの、さすがにほっとしましたね。 そして、今回一番重要なのは、虎杖が生きていたことではなく、虎杖の母の額に“縫い目”があったことです。 脹相が兄弟だと感じていたことは、まさにその通りであったと言えます。 お兄ちゃん感の半端ない脹相個人的に好きです。 本格的に死滅回游にはいる17巻も楽しみですが、心臓に悪い展開が多いですよね。 最後までご愛読いただきましてありがとうございます。今だけ!!呪術廻戦を全巻半額で読む方法
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