2021年2月13日発売の別冊マーガレット3月号掲載の「サクラ、サク」第1話についてネタバレをまとめました。
サクラ、サク1話ネタバレ
咲は学校に行く途中の電車の中の人混みの中で自分のカバンをなくしてしまいました。ダメ元でインフォメーションセンターまでカバンが届いてないか尋ねに行くと、奇跡的にカバンが届いているではありませんか。
こんな世の中でカバンを届けてくれる人がいるなんて神様みたいだと思って感動する咲。
駅員さんはカバンを届けてくれた人が連絡先のメモを残してくれたと咲に渡しています。
勇気を出して咲は連絡先の携帯電話に電話をしてみたのですが、そこには現在使われておりませんと言う着信音が残されているだけでした。そして現在、咲は高校に通っています。
今日は入学式でした。
自分の名前を呼ばれたような気がして振り返る咲。しかしそれは咲とよく似ている名前の桜くんと言う男の子でした。桜くんは入学式の式場で友達に自分の名前を呼ばれていたのです。
桜くんには亮介と言うお兄さんもいるようです。そして改めて自分の名前と間違ってしまったことに気を取り直す咲。友人から自分の名前が近いから間違ってしまったんでしょうとフォローをされる咲。
しかしこれは自分の名前が間違われたからこうやって立ち止まっているわけではなかったのでした。そう、もしかしたら自分のカバンを家に届けてくれた桜と言う人物がこの学校に通っているかもしれないとわかって震えていたからです。
駅員さんからもらったメモには桜亮介と書かれていたので同姓同名と言う可能性もありますがどうやら可能性は非常に高そうです。しかもこの桜くんとは同じクラスのようでした。
初めてのクラスで自己紹介が始まります
桜くんは小学生の頃は空手を習っていたそうです。
桜くんの自己紹介を聞きながらこれは神様の導きとしか思えないと心の中で思っている咲。
改めて絶対これは神様のお導きだと空に向かって誓う咲でした。放課後になると玄関で手紙を桜くんわたす咲。
この手紙をお兄さんの亮介さんに渡してもらえないだろうかと。
しかし桜くんは冷たい顔をしてそんなものは自分で渡すように言っています。
咲がどんなに頼んでも桜君はお兄さんに手紙を届けようとはしてくれませんでした。しかし唯一自分のカバンを駅員さんに届けてくれたかもしれない桜亮介さんの手がかり。
これを諦めるわけにはいかない誓う咲でした。そして咲は毎日お兄さんとのコンタクトを取るために桜くんの機嫌をとるようになっていきます。桜くんはしつこく付きまとわれるのでだんだん嫌気がさしてきました。
案の定目の前には自分を待ち伏せしていた咲が立ちふさがっているのでした。桜くんはいったい自分の兄のどこがそんなに好きなのかと問いかけました。その質問に意気揚々と答えようとしたところなんと咲は目の前の女性に向かって走って行きます。
そしてその場所から桜くんに声をかけるのでした。ただでさえもうんざりしている桜くんは嫌な予感がしていました。実は咲が走っていた理由は目の前にいるおばさんが道がわからなくて困っているとわかっていたので道を教えてあげようと思っていたのでした。
しかしこの辺の地理に詳しくないので、桜くんの力を借りたのでした。自分の手に生えない事はしないほうがいいともっともなことをアドバイスをする桜くん。
しかし咲は持っている人は放ってはおけないと答えました。咲はもともとこういう考えを持っていた人ではありませんでした。少し自分のカバンを見ず知らずの人が親切に届けてくれたと言うことで、助け合いの世界であると悟ったのでした。
桜くんはこれを聞いて余計に関わらないほうがいいなと思って、お兄さんへの手紙は絶対に受け取らないと言って走ってしまいました。しかしあきらめずにさらに尾行を続ける咲。するとなんと桜くんが明らかに柄の悪い人に絡まれているではありませんか。
これは助けなければと咲は思い切って人相の悪い男に体当たりをしていきました。しかしこれは大きな勘違いだったのです。実は人相の悪い男と桜くんは幼なじみの間柄だったのでした。
幼なじみの名前は大翔。
桜くんは説明を終えるとコンビニに行ってくると言ってそのままふたりきりになってしまいます。咲はさっき体当たりしてしまったことを素直に謝罪します。大翔は意外にもさっきの事はあまり気にしていないそうです。
俺と言うのも自分が人相が悪いのはわかっていたのでよく誤解されることが多かったそうです。しかもこれでも大翔と咲は実は同い年だったのでした。
さらにもっと意外なことに昔はすごく弱くてしょっちゅう周りの人にからかわれていたのでした。そのときには必ず桜くんが助けに来てくれたと。
桜くんは大翔がいつもからかわれているのを見て自分が強くなればいいんだと約束をしたのでした。大翔は人にはああいう態度をとっているが、桜くんはすごくいい人なのだと評価をしていました。
でもそれだったら手紙ぐらい届けてくれてもいいのになと思う咲。大翔は実は桜くんは確かにそういう頼見事をされることがすごく多いんだと答えました。次の日お人好しの咲は、また見知らぬ人のなくし物を探すのを手伝っていました。
それを見た桜くんはついに自分の兄貴に手紙を届けてやると言うのでした。
サクラ、サク1話感想
話的にはめちゃくちゃな話と言えばそうなんだけど、少しだけ考えさせられるところもありました。
途中に出てきたそのくらいやってくれてもいいんじゃないかと思って頼まれると言う話。
俺は誰しも経験があることなんじゃないでしょうか。頼まれるのもそうだし頼むのも誰でもありますよね。
自分はとあるCDショップに、知人のポスターやフライヤーをおいてくれないかと交渉しに行ったことがあります。しかし店員は半笑いで即答してできないと言って退けました。
客に半笑いで馬鹿にした態度をとる事は置いといたとしても、よく考えればこの漫画みたいな断られて当然のことなのだろうなと言うことがわかりました。
断られてしまうとなんでこの程度のこともやってくれないのだろうと思ってしまいますよね、この辺は自分を戒めたいと思います。
それにしてもお客に対して半笑いで馬鹿にした態度をとるのはおかしいと思いますけどね。それはそうと、ついに咲の思いが通じて手紙を届けてもらえることになったようです。
しかしよくよく考えてみると同姓同名と言う可能性もあって、カバンを届けてくれた人じゃない可能性もあるんですよね。
まだ漫画の中に1回も登場していない亮介はどんな人物なんでしょうか。
コメント