家族の愛に飢えていた少年の鬼累(るい)

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疑似家族を暴力と恐怖の力で支配する蜘蛛の鬼
那田蜘蛛山を縄張りとする蜘蛛の鬼、累。適当な鬼を集めて疑似家族を作り、暴力と恐怖の絆で支配してきました。累は家族というものに強い憧れをもち執着しています。 炭治郎を守ろうとする禰豆子を見て2人の兄妹の絆は本物だと信じ嫉妬、禰豆子を妹にしようちします。自らの手で父母を殺め絶ち切ってしまった絆を求め
生まれつき体が弱かった累ですが、鬼化し強靭な体を手に入れます。そしてある日、実際に人を殺害して喰らっているところを両親に見つかってしまいます。 母は泣き崩れ、父は慟哭しながら累を殺そうとしたため、累は自分の両親を手にかけました。母は「丈夫な体に産んで上げれなくて・・・ごめんね・・・」と詫びながら事きれ、累は愕然とします。彼は自身の手で本物の絆を断ち切ってしまったのです。【累 るい】の名言・名台詞から紐解く性格と深層心理
第37話より「お前は一息では殺さないからね うんとズタズタにした後で刻んでやる でも”さっきの言葉”をとり消せば一息で殺してあげるよ」 炭治郎に本物の絆ではないと言われ空気が変わった瞬間、地雷を踏んだ瞬間です。しかし炭治郎は「取り消さない!俺の言ったことは間違ってない!!おかしいのはお前だ!間違っているのはお前だ!!」と何度でも累に言うのでした。 第38話より「本物の”絆”だ!!欲しい…!!」 累が繰り出す蜘蛛の糸によって追いつめられた炭治郎。禰豆子が箱から飛び出して庇い、全身が糸でズタズタにされてしまいます。 禰豆子に謝る炭治郎の様子に「兄妹か?」と見入る累。2人の絆は本物だと嫉妬し、手に入れたい衝動に駆られます。家族の絆に執着する累の心が表れています。 第38話より「大丈夫だよ 心配いらない ”絆”を繋ぐから 僕のほうが強いんだ 恐怖の”絆”だよ」 炭治郎と禰豆子のお互いを庇いあうあに妹の絆に感動した累ですが、次に続ける言葉から、彼の考える絆がいかに歪んだものかが露わになります。 第38話より「君の妹を僕に頂戴 大人しく渡せば命だけは助けてあげる」 実に身勝手な想いであると同時に、まるで子供のような幼い発想のようにも思えます。 第43話より「全部僕が悪かったよう ごめんなさい ごめんなさいごめんなさい…… ごめんなさい……!」 義勇の頚を落とされ、累は消え行く意識の中で本当の願いは絆を作ることではなく、両親にただ謝りたかったのだと気付きます。 悔やむ累の前に両親が現れ「一緒に行くよ地獄でも 父さんと母さんは累と同じところに行くよ」と優しく頬笑みます。 人間の姿に戻った累は父と母の魂に抱かれつつ消えていきました。過去の悲劇を引きずり「家族の絆」に伊藤な執着
累は自分の家族の絆こそ一番だと主張しますが、その実態は無理矢理従わせている恐怖の支配に過ぎず、口ぶりや内容も妄執めいています。 鬼と人でありながら兄妹の絆を保ち、身を挺して炭治郎を守った禰豆子の姿に瞳目しやっきになって奪おうとするなど、絆に対する執着は凄まじく強いことが伺えます。その歪な絆の価値観を炭治郎に「偽物の絆」と否定され撃昇しました。【累 るい】の名シーン

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