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元ミス研が選ぶミステリー小説おすすめランキング【初心者向け】

元ミス研が選ぶミステリー小説おすすめ9選と題して初心者に作品が少しでお伝えできる機会になれればいいと思っています。

大学時代はミステリー研究をしたり、ミステリー本を読みまくっていました。

ではミステリー小説にはどんな魅力や感情を沸かせる物があるのか?

私が初心者の方におすすめしたいミステリー小説を9つの作品それぞれ紹介をしたいと思います。

目次

この記事はどんな記事?


オススメのミステリー小説を知りたいという方に、オススメのミステリー小説を紹介する記事です。

今回は9作品を紹介します。


・占星術殺人事件 著:島田荘司

・十角館の殺人 著:綾辻行人

・Another 著:綾辻行人

・生ける屍の死 著:山口雅也

・レッド・ドラゴン 著:トマス・ハリス

・新宿鮫 著:大沢在昌

・火車 著:宮部みゆき

・月光ゲーム Yの悲劇’88 著:有栖川有栖

・姑獲鳥の夏 著:京極夏彦

 

では見ていきましょう。

ミステリー小説おすすめ9選【初心者すすめ】

占星術殺人事件 著:島田荘司

 

あらすじ
1936年、画家の梅沢平吉が、自宅の密室状態のアトリエで殺された。遺書には六人の処女の体の一部を組み合わせ、完璧な肉体を持つ女性「アゾート」を作る、と記されていた。
その後、平吉の六人の姉妹が全員殺され、体の一部が切り取られた状態で発見される。本当にアゾートは作られたのか? 犯人は誰なのか? 謎は解かれることなく、事件は迷宮入りする。
40年後、占星術師御手洗潔はこの事件を知り、友人石岡と共に事件の真相を探りに行く……。

書評
この小説で使われたトリックはすごいです。40年間誰も解くことが出来なかった、と作者が強気に設定するのも無理はありません。読者の皆さんもどうかネタバレは避けて、この謎に挑戦してみてください。

 

 

十角館の殺人 著:綾辻行人

 

あらすじ
1986年、推理小説研究会は半年前に凄惨な事件が起こった角島の「十角館」で一週間を過ごそうとしていた。一方、本土に残ったメンバー江南の下に、元メンバー千織の事故死について告発する手紙が届いていた。千織は本当に事故死だったのか、江南は調査を始める。その頃、角島では再び凄惨な事件が発生していた……。

書評
姿の見えない殺人者に一人、また一人と殺されていく、サスペンスな部分もとても怖くて素晴らしいです。しかし、やっぱり一番の見どころは、世界ががらりと崩れるある一文でしょう。これを読めば、あなたはもうミステリの虜になっているはず。

 

Another 著:綾辻行人

 

あらすじ
療養のため、母の実家に転校した恒一。編入されたクラスの怯えたような雰囲気に違和感を覚える。彼は見崎鳴という少女と仲良くなるが、他のクラスメイトは鳴が見えていないかのように振舞う。そんな中、クラスメイトの一人が事故死し、恒一は皆が何に怯えていたのかを知る……。

書評
「現象」と呼ばれる非現実的な設定が出てくるので、もしかしたらミステリーには当て嵌まらないかもしれません。しかし、「現象」を解決するための手順は論理的で、ミステリの雰囲気そのものです。「犯人」ではなく、キーとなっている「死者」を探すのが、他のミステリと異なる部分です。

 

生ける屍の死 著:山口雅也

 

あらすじ
アメリカで死者が蘇る事件が多発。国内は混乱状態となっていた。そんな中、巨大な霊園の管理者の孫であるグリンは、屋敷に滞在中、毒を飲んで死亡し、直後蘇る。誰が自分に毒を飲ませたのか、グリンは自分が死者であることを隠しながら調査を始める……。

書評
死者が蘇るという、掟破りのミステリ。死者が蘇るなら、犯人もすぐに分かるはず、と思うかもしれませんが、事はそう簡単には進みません。生者と死者が顔を突き合わせて推理する場面はシュールすぎて面白いです。

 

レッド・ドラゴン 著:トマス・ハリス

 

あらすじ
FBIのグレアムは、難事件である一家惨殺事件を解決するため、収監された殺人鬼、ハンニバル・レクターを訪ねる。グレアムはハンニバルから捜査のヒントを得るが、犯人の方もハンニバルと文通をしていた……。

書評
脇役にも関わらず、ハンニバルの印象が強く残る作品です。殺人鬼でありながら高い知能を誇るハンニバル。既に主人公に捕らえられ、収監されているにも関わらず、彼の恐ろしさに怖気が走ります。

 

新宿鮫 著:大沢在昌

あらすじ
「新宿鮫」の異名を持つ鮫島刑事ある理由から警察内で孤立していた。数少ない理解者は、上司の桃井と鑑識の藪くらいだ。そんな中、警官が次々に銃殺される事件が発生、鮫島は独自に調査を進め、密造銃の工房へと潜入する……。

書評
「新宿鮫」シリーズの第一作。ハードボイルドな雰囲気に痺れます。鮫島絶対絶命のピンチには、こっちも手に汗握りました。新宿って怖い所ですね……(笑)。

 

火車 著:宮部みゆき

 

あらすじ
休職中の本間刑事は、親戚から婚約者を探して欲しいと依頼を受ける。婚約者は自己破産していて、それを苦にして逃げたのでは、と親戚は考えていたが、調査を進める中で、自己破産した婚約者の顔写真と、親戚と婚約していた彼女の写真が一致しないことに気づく。一体彼女は何者なのか。本間刑事は更に操作を続ける……。

書評
消費者金融がテーマの名作ミステリ。逃げた婚約者、関根彰子の悲惨な過去とそこから何とか抜け出そうとした決意は、読者の心を打ちます。今でも、こういう風に苦しんでいる人はいる、そんなことを考えさせる一作です。

 

月光ゲーム Yの悲劇’88 著:有栖川有栖

 

あらすじ
英都大学推理小説研究会のメンバーは、合宿先のキャンプ場で他大学のグループと合流、楽しく時を過ごしていた。しかし、一人が行方不明になり、皆が騒然とする中、火山が爆発、山崩れにより下山が出来なくなる。翌朝、「Y」のダイイングメッセージと共に、刺殺体が発見された……。

書評
前半までの学生らしいほのぼのした雰囲気(所属しているのがミス研なので独特だけど)が、火山の噴火と共に一変、誰が犯人なのか分からない緊迫した空気になります。このミステリは犯人捜しに対してすごくフェアなので、ぜひ謎ときに挑戦してみてください。

 

姑獲鳥の夏 著:京極夏彦

 

あらすじ
二十カ月子どもを身籠り続けている妊婦の噂を耳にした小説家・関口は友人の古本屋・「京極堂」に意見を聞きに行く。京極堂は「この世には不思議なことなど何もない」と言い、関口の持ってきた噂をその場で一刀両断し、関口の常識を揺り動かす。
その後、件の妊婦の夫は関口・京極堂の大学の先輩である藤牧と分かり、関口は調査に乗り出す。そこで見たのは、噂通りに十カ月妊娠している妊婦だった……。

書評
恐ろしい噂話や登場人物たちを困惑させる謎を古本屋にして陰陽師の京極堂が言霊を駆使して解決する「憑き物落とし」は、読んでいてぞくぞくします。ページ数は多いですが、読み始めれば一気読みすること間違いなしです。

 

おわりに

いかかでしたでしょうか?

私が初心者の方におすすめするミステリー小説9選でした。

もう一度まとめます。


・占星術殺人事件 著:島田荘司

・十角館の殺人 著:綾辻行人

・Another 著:綾辻行人

・生ける屍の死 著:山口雅也

・レッド・ドラゴン 著:トマス・ハリス

・新宿鮫 著:大沢在昌

・火車 著:宮部みゆき

・月光ゲーム Yの悲劇’88 著:有栖川有栖

・姑獲鳥の夏 著:京極夏彦

 

是非参考にして頂けると幸いです。

一読して頂いて感想を是非お寄せ下さい。

では最後までご覧頂きありがとうございました。

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