今回は【転生したらスライムだった件】第13巻59話~63話まで無料読破!について紹介したいと思います。
「魔法の無効化による外界との遮断」と「魔物の弱体化」
リムルに連絡もつかず、弱体化してしまったテンペストは未曾有の危機に陥っているのは確実です。
リムルはどうやってテンペストを救うのでしょうか!?
では【転生したらスライムだった件】第13巻59話~63話まで無料読破!についてみていきましょう!
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第59話:絶望と希望
町に転移できなかったリムル。
その代わりベスターたちがいる、洞窟の近くに転移します。ベスターは何らかの魔法に覆われて、外部からの干渉を阻まれているのではないかと予想。
リムルはテンペストに戻ることができましたが、悲惨な現状を目の当たりにしました。たくさんの死者の姿を見て、衝撃を覚えるリムル。
すると、1人のゴブリンが、リムルのルール通り人間に丁重に接していたら襲われたと進言。
リムルは自分のルールのせいで、みんなを傷つけてしまったと思い詰めることに。そして、騒動の一部始終を確認するため、皆を会議室に集めます。
町に来ていた商人のミョルマイルも参加。こうして、騒動の内容がリムルに伝えられました。
男女3人の襲撃者が現れ、交戦にいたったこと。
シュナやゴブタ、ハクロウも応戦したものの、魔物の弱体化によって敗北したこと。
100名程のファルムス王国の騎士団が来て、魔物に向かって剣を振るい出したこと。
騎士たちが去り際に、魔物の国を認めないと告げたこと。
1週間後に西方聖教会の助力をもって、テンペストを制圧すると宣戦布告されたこと。
これで騒動の全貌すべてを理解したリムル。
ファルムスは既に軍事行動を開始していたため、この一連の出来事は茶番に過ぎません。
リムルは、ファルムスと西方聖教会はグルだと察知。
シオンの死
ただファルムスの目的までは分からなかったため、ミョルマイルが彼らの狙いを説明。
元々彼らは貿易で繁栄していましたが、テンペスト成立から下降の一途を辿っていました。
危険地帯に街道が整備され、安全で税の安い交易路が生まれたため貿易大国から墜落。
つまり、ファルムスにとってテンペストは、利害の競合相手。また、かつての栄光を取り戻すためにも、何としてでも手中に収めたかったのです。
ミョルマイルから実情を聞かされ、自分の方針が間違っていたのだろうかと自問。皆が力を貸すと申し出ますが、リムルは万が一のことを考えて断りました。
その後リムルは、怪我人のところへ向かいました。怪我をしたハクロウやゴブタを、グラトニーで回復させますが、ある人物の姿が見えません。
ベニマルに無言のまま案内され、そこでリムルが見たものは息絶えたシオンの姿でした。
シオンの死を受け入れられないリムルは、しばらく1人にしてほしいと周囲に頼みます。
人間と関わったのが間違いだったのか、それとも自分が間違っていたのか。大賢者に問いかけても、答えは出ません。
シオンが死んでも涙が出ない自分に対し、心から魔物になってしまったと気付くのでした。そんな時、テンペストの現状を聞いたカバルとエレンがやって来ました。
2人はリムルと面会し、可能性は低いものの死者の蘇生が出来るかもしれないと話します。
尽力したいリムルは、それが彼らのためでなく、自分が失いたくないだけだと気付きました。
リムルはシオンたちを生き返らせるため、伝説に向き合うことを決意するのでした。
第60話:希望の条件
ソウエイは以前、リムルから外から結界を張っている者を探すように頼まれていました。
もし見つけた場合、出来る限り殺さないよう無力化するように、という指示です。ソウエイは、西方聖教会の騎士が魔法装置を守っていることを突き止め、リムルへ報告。
そんな中リムルは、シオンたちを生き返らせる伝説について、エレンから話を聞くことに。
その伝説とは、魔導王朝サリオンに伝わる少女と、竜が登場するお伽噺舞台は、四体の「竜種」が存在する世界。一体の竜は、人間との子を成し、その娘に力の大半を譲渡。
その後、残る全ての力を結晶化させ、自分の分身体となる子竜を生み出しました。それを自分の娘である竜皇女へと贈ったのでした。
子竜と仲良くなった竜皇女でしたがある日、悲劇が起きます。竜皇女を支配しようと目論んだ魔法大国が、子竜を殺してしまったのです。
嘆き悲しみ怒り狂う竜皇女は、父から継承した凄まじい力で一帯を焦土と化しました。
それでも、彼女の怒りは収まりません。そんな中、ある魔王と精霊女王の力によって、ようやく正気を取り戻した竜皇女。
彼女の望みではありませんが、犠牲となった十数万の命が生け贄となって、竜皇女は魔王化。
するとその時、奇跡が起きました。竜皇女の魔王化に伴って、死んだはずの子竜が復活したのです。しかし、奇跡は望む形ではありませんでした。
不敵な笑み
子竜は元の姿でなく、魂を失い意思を持たない「混沌竜」へ変貌してしまっていたのでした。
友を失くしたあの日の自分のように、他を顧みず破壊していく混沌竜。
竜皇女は、友はもうそこにいないと理解し、自らの手で友の亡骸を封じたのでした。これがお伽噺の全貌で、竜皇女はミリムのことであることを悟るリムル。
また、もし復活させても意思なき怪物となってしまう可能性を考えると、複雑になります。そんなリムルに、問題は魂の有無ではないかと話すエレン。
そして彼女は、今結界に囲まれたこの町の状況であれば、魂はまだ残っていると推測。
エレン曰く、シオンたちが蘇生できる確率としては、3.14%。死者蘇生を行うためにはリムルが魔王になる必要があり、ついに覚悟を決めるのでした。
リムルは、安置所へ向かい死者たちと対面。大賢者曰く、魔王への進化には1万人以上の人間の犠牲が必要とのことでした。
場面は変わって、夜。
リムルは街を歩いていました。
すると、ソウエイからファルムスと西方聖教会の連合軍が侵攻中との報告を受けます。
その数なんと2万人との知らせに、不敵な笑みを浮かべるのでした。これは魔王になるための生贄が近づいているということを示唆していました。
第61話:魔女の処罰
リムルは、テンペストを覆う二種類の結界を解析し、三つ目の結界を張っていました。
そうすることで、シオンたち負傷者の魂の拡散を防ぐことができます。その際、なぜか第三の結界に反応する「暗号化された電気信号」を検出。
次は、ミュウランの事情聴取に取り掛かり、彼女の処罰を決めることに。ミュウランはクレイマンに、テンペストの密偵を頼まれ、ヨウムを利用して潜入したと告白。
そもそも、なぜクレイマンの配下となった理由を尋ねるリムル。そこにはミュウランの過去が関係していました。
実は、ミュウランは元々人間の魔女でした。人々から迫害を受け逃げ延びた森で、魔法の研究をしていたようです。
そこにクレイマンが現れ、彼女にある提案を持ち掛けます。
それは「永遠の時と老いることのない若い肉体」と引き換えに、彼の配下になること。彼女も受け入れますが、その代わり「支配の心臓」となり自由を失ってしまいました。
リムルはミュウランから話を聞き出し突然、彼女を殺そうと攻撃を仕掛けます。
蘇生の準備
グルーシスは、必死に止めに入るヨウムに、ミュウランを連れて逃げるように指示。
しかし、ミュウランは逃げようとせず、ヨウムに自分の想いと別れを告げるのでした。
これで両想いとなりどうなるのかと思いきや、依然としてリムルの攻撃は続きます。ヨウムを粘糸で縛り上げ、矛先はミュウランへ。
壁に縛り付けられたヨウムは、ミュウランを見逃すよう懇願しますが、リムルは止めません。
ついにリムルの攻撃は、ミュウランの胸を貫くのでした。ミュウランの死を覚悟したヨウムでしたが、なんとミュウランは生きていました。
攻撃を受けたミュウラン自身も何故、自分が生きているのか理解できず、困惑しています。実はリムルの攻撃は、かりそめの心臓を破壊するためのもの。
クレイマンは、心臓を暗号化された電気信号で盗聴していたのです。かりそめの心臓を破壊した代わりに、ミュウランに疑似心臓を与えることに成功しました。
また、ミュウランがなぜクレイマンの命令に従っていたのでしょうか。それには、ヨウムが関係していました。
実は、彼が人質となっていて、命令を従わざるを得ない状況となっていたからだったのです。
ミュウランは、大切な人を守るためにクレイマンの言いなりになっていたと明かしました。そして、ヨウムの告白に応じこれで本当に両想いへ。
リムルに忠誠を誓うミュウラン。リムルが助けたのは、彼女の知識と技量が欲しかったのともうひとつ理由がありました。
それは、一回殺してから蘇生させることで、死者が生き返る事例を増やしたかったのです。
これで、シオンたち死んだ者の蘇生の準備へと一歩近づいたのでした。
第62話:魔物であれ人間であれ
リムルは、ミュウランの件が解決し、テンペストの皆を集めて今後について話し合うことに。
議題に入る前に、今後リムルは魔王になるつもりであることを、一同に宣言。それは会議の前提として、まず話し合わなければならないことが二つありました。
今回の議題は、
今後の人間に対する振る舞い
殺された者たちの蘇生について
この二つです。
リムルはここ最近、人間への不信感を持つ者が増えていることを問題視していました。
これまでの侵略行為により、多くの魔物たちにとって人間の印象は、非常に最悪なものへ。
しかしゴブタやリグルは、ヨウムやカバルの例を挙げて、信頼できる人間もいると主張。
決して「人間」とひとくくりに話すべきではないと、意見を述べました。彼らの主張に対し、今後の人間との付き合い方を協議する一同。
侵略行為を受けてもなお、人間との共存を真剣に考える一同を見て、リムルは感心します。
リムルは突然、自分が元人間の転生者であることを皆に告げました。
リムルの謝罪
裏切り者と罵られるかもしれないという覚悟で、リムルは自分の生い立ちを語ります。
リムルはこの世界で、異世界人と呼ばれる人たちと同じ世界の住民だったこと。
死んでスライムに転生をして、この地に舞い降りてきたこと。スライムとして最初転生してきたときは孤独だったこと。ゴブリンの村に行きつき、そこで仲間ができたこと。
そして、自分が何をやるべき目標が明確になったとリムルは語ります。
また、「人間を襲わないルール」も、リムルが元人間だったために決めたルールだと告白。
しかし、このルールによって惨事が引き起こされてしまい、多くの仲間が傷つきました。もちろんリムル自身、仲間が傷つくことは本意ではありません。
そして、イングラシアで過ごした時は、人間の町で過ごしたいという思いを優先したと告白。
そこに長居をしている間に、避けられたはずの不幸を引き起こしたと後悔していました。
リムルは、今回の惨事は自分の責任であると、皆に謝罪。しかし、シュナやベニマルをはじめ、そこにいた全員がそれを否定しました。
今回の責任はリムルではなく、自分たちにあると、それぞれが主張し合います。
リムルを唯一の主と考える一同は、正体が魔物であれ人間であれ、忠誠を誓うと決断。
人間の転生者であるにも拘らず、忠誠を誓ってついて来てくれます。リムルは、テンペストの皆の優しさに触れた瞬間でした。
ここ何日か絶望の中苦しんでいましたが、本当の自分を打ち明けて心が軽くなります。
少しだけ楽しい気持ちを思い出したのでした。
第63話:逆襲の刻
リムルは元人間の転生者であると告白。引き続き、今後の人間への対応を話し合っていました。
人間の中にもヨウムたちのように、信頼できる者もいますが、皆がそうではありません。
またテンペストは、未だ魔物の国として知れ渡っていない段階でもありました。そのような現状で、人間と手を結ぶのは早すぎるという結論に至ります。
現在侵攻中の連合軍を退けたとしても、また違う国から侵攻をされる恐れがあるからです。
まずはテンペストの在り方を認知させ、ある程度の地位を築くことが重要だと説くリムル。その一歩として、「魔王」としての箔を利用。
他国に力を見せつけ、武力での交渉は不利だと、悟らせようとしていました。また他の魔王に牽制も行えば、人類にとっての盾ともなり得ます。
リムル考えは、「友好的な者とは手を取り合い、害意ある者には相応の報いを受けてもらう。ゆっくりと時間をかけて友好関係を築いていこう」と考えていたのでした。
そんなリムルの考えに同意する一同。
さらに、西方聖教会が自分たちを悪と見做した場合は、断固として戦おうと決意します。リムルも相手が誰であろうと、自分のスタンスは変えないと決めるのでした。
展開基点
次は、現在侵攻中の連合軍についての話題へ。リムルは、連合軍の相手を自分一人に任せてほしいと頼みます。
死んだ者たちを蘇生するには、自分が魔王になることが絶対条件だと説明するリムル。そのために、侵略者を自分一人で殲滅することが、魔王化にとって必要な儀式なのです。
心配するシュナやリグルドに対し、今回の戦いにおいて油断も手加減もしないと言います。
さらに、リムルは皆に二つ頼み事をします。それは弱体化の原因である複合結界の解除と、魂の拡散を防ぐための新たな結界の用意。
こうして、結界を解除するため、テンペストの精鋭たちが動くことに。同じ頃、首都リムルから西にある結界の展開基点では、異世界人たちが待ち構えていました。
その中にはテンペストを襲ったショウゴたち3人もいます。
そんな3人をよそに、西方聖教会の兵士たちは、彼らの横柄な態度に困っていました。彼らは強力なスキルを持っているのは確か、でも性格は難アリ。
隊長もつい愚痴を漏らしていました。
すると突然、リムルが派遣した部隊が彼のこめかみを狙撃。兵士たちが敵影を確認すると、その数はなんと四名。その狙撃が開戦の合図として、戦いがスタート。
なんと、リムルは展開基点の四方にそれぞれ、少数精鋭を送り込んでいたのでした。
まとめ:【転生したらスライムだった件】第13巻59話~63話まで無料読破!
今回は【転生したらスライムだった件】第13巻59話~63話まで無料読破!について紹介しました。
シオンの死には衝撃がはしりましたが、リムルはシオンの蘇生を試みるようです。そのために多くの大きな犠牲を払わなければなりませんが、自分の作ったルールで仲間が死んだとなれば、温厚なリムルでも・・・。
最後まで御愛読ありがとうございました。
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