今回は【転生したらスライムだった件】第10巻44話~47話まで無料読破!について紹介したいと思います。
ついに転生して2年、人間の暮らす街にやってきたリムル。シズの思いを果たすためにも全力で頑張ってくれることでしょうね。
同郷と会う楽しみもリムルにとっては楽しみなことなのではないでしょうか。
第10巻では44話から47話までのあらすじとなっております。一体どんな内容になっているのか?実際に読んだ私が独自ネタバレをしたいと思います。
では【転生したらスライムだった件】第10巻44話~47話まで無料読破!についてみていきましょう!
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第44話:ブルムンド王国にて(前編)
テンペストを離れ、人間の国「ブルムンド王国」にやって来たリムルとギルド3人組。
魔物の生息する森に近いためか、全体的に堅固の造りの建物が多いようです。
街を警備している人や表情の明るい住民を見て、到着早々、街の良好な雰囲気を感じ取りました。
まずリムルは、カバルたちに夢の中で見た子どもたちについて話しました。それこそが旅の目的であり、付き添いで来てもらった彼らに話しておこうと思ったのです。
そこで、エレンがある提案をしてきました。
それは、ブルムンド王国のギルドマスターであるフューズに、紹介状を書いてもらうというものです。
イングラシアにはギルドの本部があり、グランドマスターはシズの弟子『ユウキ・カグラザカ』とのこと。
シズが最期まで気にかけていた2人の内、1人が彼かもしれないと思ったリムル。
また、カバルたちからイングラシアに行くなら、冒険者としてギルド登録した方がいいと助言されました。
ギルド登録すると身元証の代わりになるため、まずは登録しに行くことに。
討伐試験
しかし、ギルドの受付でリムルの容姿から難色を示されてしまい、なかなか戦えると信じてもらえません。
リムルは人間の国では魔物だとバレないように、常にシズの仮面を付けて妖気を抑えていました。
それが裏目に出て、受付の人にシズのコスプレと思われているようです。そこでカバルたちがリムルのことを、3人が束になっても敵わない相手だと後押ししてくれました。
その甲斐あって、リムルは討伐部門の試験を受けられることに。ギルド内にある試験場へ向かうと、そこには外に被害を出さないために魔方陣が書かれていました。
その中で試験官が召喚した魔物と戦い勝つことで、受験者のランクが決まるようです。
いよいよ試験がスタートしました。
Eランク、Dランクの魔物を難なく撃破したリムル。
飛び級でBランクの魔物と戦うかと問われ、もちろんリムルは承諾。しかし、Bランクの敵は物理攻撃を無効化し魔法にも耐性のある「レッサーデーモン」でした。
咄嗟にカバルは、敵がリムルには不利な相手であり危険だと判断します。ギドにギルドマスターを呼びに行かせました。
剣に魔法闘気を纏わせたリムルは、レッサーデーモンを斬り下ろすことに成功。こうして、Bランクの試験に合格したのでした。
周りの受験者たちからも賞賛の声があがります。しかし、そこにギドに呼ばれたギルドマスターのフューズがやって来ました。
彼はリムルのもとへ、鬼の形相で現れたのでした。
第45話:ブルムンド王国にて(後編)
リムルはBランクの試験に合格し、無事ギルド登録が済みました。しかし試験会場に現れたフューズは、リムルが危険な目に遭っていたことに大激怒。
フューズは、自分たちはリムルを邪悪ではないと知っていても、他は知らないと力説。
もしリムルの正体が、多くの魔物たちの主だと知ったら、命の危機だったと忠告します。
リムルもブルムンドとはまだ、正式に国交を結んでいるわけではなかったと、反省することに。
そして、ブルムンド王がリムルの到着を知り、極秘会談を希望していることが伝えられます。
それは、ドワルゴンに続いて二国目の承認が得られるチャンスの到来であり、喜んで承諾しました。
条件提示
翌日、大臣のベルヤードと謁見。
挨拶を交わすものの、この場に作法の知識のあるシュナがいない心細さがありました。実務的な協議は、国王ではなくベルヤードと行われることに。
これを元にして、明後日の王との会談では内容の相互確認する形とのこと。
テンペストとブルムンド王国の開国の条件として、相互安全保障と相互通行許可の2つがありました。
まず相互安全保障とは、互いの国家に危険が迫った場合、可能な限り協力するというもの。
リムル側のメリットは少ないようですが、今回は信頼を買うとして承諾しました。一方で、相互通行許可についてはリムルにとって理想的な案件でした。
これによってテンペストの街に人間が多く来るようになり、魔物も人間の街へ赴けるようになります。
人と友好的な関係を築きたいリムルにとって大きな一歩で、商人が自国に入るときの関税も見込めます。
リムルは2つの条件を了承し、こうしてお互いに納得のいく有意義な会談となりました。
ベルヤードの狙い
2日後、王様と面会し会談が行われました。
初めこそ緊張したものの、先日と同じ内容を繰り返され、あっという間に締結されます。しかし、条約を締結してからあることに気づきました。
魔物だけでなく、東の帝国が攻めてきたときも守ってほしいという内容だったのです。
実はブルムンドは、魔物だけでなく、他国からの侵攻にも警戒していました。
リムルは条約によって、テンペストがそれらすべての危険から守ることを約束したのです。
つまり、テンペストは関税の利益を得られましたがそんなものは微々たるもの。
ブルムンド王国は、もっと大規模な防衛の力を得ることができました。ベルヤードの手腕にまんまと嵌められたのでした。
後日。
リムルは、もっとメリットのある話を求めて、ベルヤードのもとに来訪。ジーギスを連れて、完全回復薬の実演販売にやって来たのです。
最初は完全回復薬の効能を信じられないベルヤード。リムルがジーギスに完全回復薬を飲ませると、足が元通りになり、その効果に度肝を抜かれたようでした。
この実演販売によって、当初の目的であった上位回復薬を、定期的に購入してくれる販路も掴むことに成功。
お互いにとって満足できる開国になったのでした。
第46話:ユウキ・カグラザカ
リムルは、ブルムンドを去りイングラシアに向かっていました。
道中、イングラシアが、人間国家で形成された西方諸国評議会の中心国であると知ります。
西方諸国評議会とは、強大な力を持った対魔物組織とのこと。一方、道化たちはリムルが西方聖教会の活動圏を訪れることを嘲笑していたのでした。
ついにイングラシア王国に到着したリムル。街に入ると、イングラシア王国の都会ぶりに驚きの連続です。
聖騎士団の団長が『ヒナタ・サカグチ』という人物であるという情報も得ました。
リムルは、シズの夢で見た女性は彼女だと確信。
翌日。
グランドマスター
ギルド本部を訪れ紹介状を見せると、秘書がリムルを部屋へと案内してくれました。
そこにいたのは、グランドマスターでありシズの弟子『ユウキ・カグラザカ』。リムルは正々堂々と真の姿であるスライムで挨拶。
ユウキは、実年齢は20代後半ですが、まだ少年のような外見です。なんと、異世界からの転生者ながらスキルを獲得できず、その代わりに身体能力が異常発達。
肉体の成長もそこで止まってしまったと語ります。最初は和やかな話し合いで進んでいました。リムルがシズの仮面を見せた瞬間、ユウキの顔が強張ります。
続いて、仮面の持ち主の意思と姿を受け継いだと説明し、シズの姿に擬態してみせました。
すると表情を一変させ、鋭い怒りの蹴りをリムルにくらわせるユウキ。リムルはユウキの攻撃を受け止め、「先生を敬愛するなら形見は大切にしろ」と投げかけました。
悪いスライムじゃないよ!
リムルの言葉で冷静になったユウキは、リムルからシズの話を聞きました。彼はシズの判断に納得してくれて、なんとか誤解は解くことができました。
その後、リムルはお約束の『悪いスライムじゃないよ!』というセリフで和ませると、吹き出すユウキ。
国民的なゲームに出てくるセリフで、実はユウキがシズにこの言葉を教えていたのでした。
それでもリムルが、日本人であると信じられない様子のため、ここでもう1つの作戦へ。
大賢者の力で、あるものを布に転写します。それは、ユウキの大好きな漫画の最終巻。
リムルは棚より彼の趣味を推測し、記憶から大賢者の力を使い、前世の漫画の内容を具現化したのでした。
これでユウキは大喜び。
完全にリムルへの疑いの心は消え、師匠とまで呼ぶほどに打ち解けます。ようやく本題に入り、シズの心残りであった子どもたちの現状について尋ねました。
ユウキは複雑な表情を見せますが、リムルに託すと伝えたます。リムルは話し合いを終えて、カバルたちと合流すると、旅の中断を発表。
シズの代役として、5人の子どもたちの教師になることを決めるリムルなのでした。
第47話:勇者のなり損ない
リムルはカバルたちと別れ、しばらくイングラシアで一人暮らしをすることに。自由学園という、ユウキが理事を務める学校に、教師として赴任しました。
シズの遺志を継ぐなら『先生』という立場が最も適していると言われたからです。
シズのクラスは後任がいないため、リムルに担任を受け持ってもらいたいという話でした。
クラスの生徒が例の5人の子供たち。そこで、転生者にまつわる驚愕な事実も明らかに。
イングラシアの周りには魔物がいるため、人間の国を維持するには戦う必要があります。
ただ人間は魔物に劣ってしまうので、魔物より強い「召喚された人間」が必要とされました。
イングラシア王国は、召喚の儀式で極秘に異世界人を自国に連れてくることに。もはや「国がらみの誘拐」です。
そこまで説明された後、クラス名簿を渡されましたが、彼ら全員が数年の余命だと判明。
召喚された子供
ユウキは説明を続けます。
召喚の儀式には膨大な手間と費用がかかるため、そこで「簡素化された召喚術式」が考案されました。
しかし簡素化ゆえに、何のスキルも得られずに喚ばれる「不完全召喚」という失敗作が増加。彼らは最終的に、自らの身を焼き尽くしてしまう末路に。
「不完全召喚」の子供たちはほとんど、5年以内で命を落としてしまうとのこと。そのためどの先生も責任を持てず、シズの後任を引き受けたがらなかったのです。
翌日。
担任を受け持つクラスの初日を迎え、シズの心残りの5人の子供たちと対面。
余命わずかにしては、みんな元気そうです。
運動場に移動し、模擬戦をすることに。次々と仕掛けてくる彼らの攻撃を軽々かわし、アドバイスまでするリムル。
最初は疑っていた子供たちでしたが、模擬戦を重ねるうちにリムルに心を許していきます。そして子供たちの中には、2つの気持ちがありました。
それは
「シズ先生に見捨てられたこと」
「自分たちがもうすぐ死ぬということ」
です。
リムルは彼らの気持ちを受け止めつつ、シズは5人を見捨てたわけではないと伝えました。むしろ助けるために旅に出たのです。
元々シズ自身、召喚された子供でした。しかし、彼女が寿命を全うできたのには、理由があります。
それは、自らの身を焼き尽くしてしまう魔素を安定させた人物が、この世にいたからでした。
そのシズの魔素を安定させた人物こそ、魔王『レオン・クロムウェル』
シズは彼に再度会って、魔素の安定の仕方を聞き、同様に子供たちを救おうとしていました。これで彼女が旅に出た背景がやっと判明。
さらにもう1つ。
リムルは子供たちが、もうすぐ命を落とすことは間違っていると伝えます。なぜなら、シズの意思を引き継いだからには、必ず5人全員助けると決心したからでした
まとめ:【転生したらスライムだった件】第10巻44話~47話まで無料読破!
今回は【転生したらスライムだった件】第10巻44話~47話まで無料読破!について紹介しました。
子供たちを助けるために、シズの心残りを晴らすために教師という立場で、崩壊を防ぐすべを探すリムル。
確かシズも幼少期に召喚されていますが、崩壊で死ぬことはありませんでした。そこに手がかりがあるのかもしれないですね!次号が楽しみです。
最後まで御愛読ありがとうございました。
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