今回は【鬼滅の刃】炭治郎(たんじろう)×無惨(むざん)宿敵と運命を考察!!したいと思います。
この中では私の考察と感想を含み紹介しますので、最後までお付き合い宜しくお願いいたします。
今回から少し趣向を変えて2人づつの紹介をしていきたいと思います。共闘した敵や連携技なども紹介したいと思います。
では【鬼滅の刃】炭治郎(たんじろう)×無惨(むざん)宿敵と運命を考察!についてみていきましょう!
宿敵:炭治郎と無惨の死生観の違い
主人公と宿敵という関係性もあり、炭治郎と無惨は何度も言葉を交わすシーンが描かれてきました。
しかし話せば話すほど、2人の価値観の違いが浮き彫りになっていきます。
それもそのはず、無惨はひとつひとつの命をまったくといっていいほど重みを感じていません。
無惨にとっては自分ひとりだけが”命”であり、人間や鬼を含めたほかの生物はただそこにあるだけのもの。
彼らも喜びや悲しみを感じる心を持っているという認識を持たないのです。
「口を開けば親の仇 子の仇 兄弟の仇と馬鹿のひとつ覚え」、「私に殺されることは大災に遭ったのと同じだと思え」というこれらのセリフは彼の死生観がより顕著に現れています。
そんな命を軽んじる無惨に対して、炭治郎は「お前は存在してはいけない生き物だ」と反論します。
禰豆子を人間に戻すため、仲間のために戦う炭治郎からすれば、無惨の考えは大局にあるもの。
炭治郎にとっての命や生は、他者の存在あってこそ成立します。
誰かとともに生きる日々に幸せを見出すのが炭治郎の価値観ですから、仮に最終決戦でひとりだけ生き残れたとしても意味がないのです。
己以外の命を軽んじる死生観、大切な人を亡くす痛みやそれに伴う憎悪を異常だと切り捨てる発言・・・無惨の考え方のいずれもが、炭治郎に無惨討伐を改めて決意させるきっかけになったに違いありません。
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運命:炭治郎を無惨が次の鬼の王に!
無惨が最後の最後に描いた炭治郎の鬼化計画は、作中で唯一の継承の失敗例です。
無惨は自分の存在の消滅を悟って初めて、輝哉に説かれた”他者への継承”を理解し、実際に行動に移します。
炭治郎が鬼と化したことで一時は成功したかに見えた無惨の試みですが・・・これまで作中で描かれてきた継承の事例を思えば、無惨の失敗は必然だったといえるのではないでしょうか。
何代にもわたり鬼殺隊が存続してきたのは、”人の想い”があったからです。
殺された人の仇を討ちたい、生き残った人を守りたい、大切な人の願いを代わりに叶えたい・・・。
それぞれ形は違えど、共通しているのは自分以外の他者へ抱く強い想いだといえるでしょう。
ところが無惨にはその想いがありません。
無惨が炭治郎を鬼の王に仕立て上げようと目論んだのは自分の野望を絶やしたくないという自己中心的な理由です。
死の恐怖や自分の消失を恐れた末の苦肉の策でしかなく、継承の真似事にすぎません。
しかも、炭治郎と無惨の価値観は真逆。
無惨は手を変え品を変えさまざまな言葉で炭治郎の説得を試みますが、180度違う二人の考えを思えば、無惨の言葉が炭治郎にまっつたく響かなかったのは様善の結果だといえます。
▶出会い
浅草の街中
まとめ【鬼滅の刃】炭治郎(たんじろう)×無惨(むざん)宿敵と運命を考察!
今回は【鬼滅の刃】炭治郎(たんじろう)×無惨(むざん)宿敵と運命を考察!してみました。
無限城編でついに無惨との戦いが始まった時は、鱗滝さんじゃないですけど、いよいよ最終局面という気がして、毎週楽しみにしてると同時に、次々と主役級の仲間たちが死んでいき、これが鬼滅なんだよなと思うことが多かったです。
無惨の最終形態や想いは繋がれることはありませんでしたが、人の心に潜む無惨の姿が現れないように気をつけていきたいですね。
最後まで御愛読いただきありがとうございます。
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