今回は【鬼滅の刃】珠世(たまよ)×しのぶのそれぞれの無惨討伐劇と救いについて考察!したいと思います。
この中では私の考察と感想を含み紹介しますので、最後までお付き合い宜しくお願いいたします。
今回から少し趣向を変えて2人づつの紹介をしていきたいと思います。共闘した敵や連携技なども紹介したいと思います。
では【鬼滅の刃】珠世(たまよ)×しのぶのそれぞれの無惨討伐劇と救いについて考察!についてみていきましょう!
感謝:肉体と朽ちさせ、精神を滅した薬、珠世としのぶそれぞれの無惨討伐劇
美しい薔薇には棘があるーーー
珠世としのぶを語るうえで、これ以上的確な表現はないでしょう。両者とも美しい美貌の持ち主でありながら、鬼への激しい憎悪が心に渦巻いています。
患者や仲間を癒す聖母の顔と、絶対に鬼を地獄に落としてやるのだという復讐者の顔。
相対するふたつの側面を持っているという点で、二人はよく似ているのでしょう。
加えて医学や薬学に精通する二人は、無惨討伐のための薬を共同開発することに。
二人が対無惨用に用意した薬は、「人間返り」「老化」「分裂阻害」「細胞破壊」の4種類でした。
これらの薬は、無惨の特性を熟知しており、なおかつ鬼化した人間を元に戻そうと尽力してきた珠世だからこそ生み出せた薬だといえます。
なお、「細胞破壊」の薬はこれまでしのぶが多くの鬼を滅してきたもの。まさにこの4種類には、二人の歴史そのものが凝縮されているのです。
しのぶはカナヲに「あの人は凄い方です」と語っていますが、珠世も同じようにしのぶに尊敬の念を抱いていたに違いありません。
肉体が朽ちたあと、無惨は自らの意志を炭治郎に託しました。結果、炭治郎は鬼と化してしまったのですが、そこで炭治郎を人間に戻したのが、しのぶがカナヲに託していた薬。
この藤の花の薬がなければ。無惨の意志や野望は鬼と化した炭治郎とともに生きることになっていたでしょう。
肉体が滅んでいたとしても無惨の精神が現世に残ってしまえば、本当の意味で無惨を倒したことになりません。
無惨の体だけでなく心をも消滅させたしのぶに対し、珠世はおおいに感謝しているのではないでしょうか。
尊敬:姉の願いを受け継ごうとするしのぶが共同研究を経て得た救いとは?
19巻90頁のおまけ漫画では、共同研究中、珠世へ向けるしのぶの憎悪を察知し、愈史郎が威嚇する姿が描かれています。
お館様からの共同研究の指示は、しのぶからすれば、お前ひとりでは力不足だといわれたようなもの(お館様にそんなつもりはないでしょう)。
加えて、共同研究の相手が、憎しみの矛先である鬼となれば、しのぶが珠世に対して憎悪の念を向けるのは仕方がないことだといえます。
しかし、最終的には珠世を「あの人」と呼び、尊敬の念を抱くようになります。珠世の無惨討伐にかける想いの強さや、鬼にされた人を救ってきた過去を知ることで、しのぶの中で珠世の位置づけが憎き鬼から同士へと変化したのだと考えられます。
また、この珠世への心境の変化は、しのぶにとってある種”救済”のような効果もあったのではないでしょうか。
鬼を救いたいというカナエの想いを引き継ぎたい自分と、鬼に嫌悪感や憎悪を募らせる自分との間で、しのぶは葛藤してきました。
しかし、鬼や人間という垣根を越えて珠世に尊敬の念を抱いたことで、長年抱えてきたふたつの気持ちに自分なりの落としどころを見つけられたのかもしれません。
▼出会い▼
不明だが、無惨討伐のために共同で薬品研究を始めた時だと思われる
▼共闘し相対した敵▼
鬼舞辻無惨で珠世は無惨に薬を投与、しのぶは他の柱とともに攻撃した)
まとめ【鬼滅の刃】珠世(たまよ)×しのぶのそれぞれの無惨討伐劇と救いについて考察
今回は【鬼滅の刃】珠世(たまよ)×しのぶのそれぞれの無惨討伐劇と救いについて考察してみました。
珠世としのぶの薬のお陰で無惨を弱らせ、討伐に至ったことは紛れもない事実です。もちろん他の柱たちや隊士の活躍もしかりです。
鬼である珠世との作業はしのぶにとって始めこそ苦痛でしかなかったことでしょう。しかし珠世の心や同じ無惨と滅ぼしたいという気持ちに触れていくうちに、しのぶの心にも変化が表れたのでしょうね。
その空間にいる愈史郎をもう少し見てみたかったです。きっとそれこそ鬼の形相だったのではないでしょうか。
最後まで御愛読ありがとうございました。
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