友人が「競馬面白いよ」と誘ってきたから気になる。
ニュースや情報番組で万馬券が出ているのを見たので、競馬って面白いのかな。
と、競馬が気になるあなた。
競馬はすごく楽しいですよ!
・・・と言っても、競馬の事を何も知らないのでは楽しめないのです。
今回は、競馬が気になっている初心者のために、競馬の基礎中の基礎知識を教えます。
競馬を楽しむにも競馬で勝つにも、まずは基礎知識を知ってから。
ここで基礎を覚えて、競馬を楽しんでください。
競馬は非常に奥深いギャンブルで、今回の記事ではすべてを説明しきれません。
初心者が知るべき基礎知識は2回に分けて発信しております。
2回目はこちらから
※競馬には中央競馬と地方競馬がありますが、今回は中央競馬について書いていきます。
初心者が知るべき競馬の基礎1:競馬ってなに?
競馬とは、騎手が競走馬に乗り、決められたコースと距離を走り、どの馬が一番早いかを競うスポーツです。
あるいは、その一番早い馬がどれかを賭けるギャンブル。
騎手というのは、競馬などで馬に乗る人を指します。
一般の人には、ギャンブルの競馬が馴染み深いでしょう。
競馬は土日に開催される
同じ身近なギャンブルであるパチンコは、毎日遊べますよね。
しかし、競馬は土日のみ開催されます。
開催されるのは3競馬場で、1日12レース。
つまり、1日に見られるレースは36になります。
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初心者が知るべき競馬の基礎2:コースの種類
競馬とは何かを知った所で、競走馬が走るコースから解説していきます。
一口にコースと言っても、たくさん種類があるんです。
競馬初心者には、どんなコースがあるのか知っておくことが第一なんです。
競馬のコースは“芝”と“ダート”に分かれる
競走馬が走るコースには、まず“芝”と“ダート”の2種類があります。
ダートは砂ですね。
競走馬によってどっちが得意かが違うので、まずこの2種類を覚えてくださいね。
コースの距離によって呼び名が変わってくる
競走馬が走る距離によって、体系が分かれます。
- 1,000m~1,400m:スプリント
- 1,400m~1,800m:マイル
- 1,800m~2,200m:中距離(インターミディエート)
- 2,200m~2,800m:中長距離(ロング)
- 2,800m~3,600m:長距離(エクステンド)
1,800m以上は「中距離」「中長距離」「長距離」が一般的ですね。
競馬新聞や雑誌とかでよく出てくる単語なので、初心者はここで覚えてください。
言うまでもなく、競走馬によって得意な距離が違いますよ。
例えば、1,600mの芝レースで、長距離が得意な馬が出走すると、その馬にとって不利なレースになるのです。
馬の得意距離を知っておくのは、競馬攻略に大いに貢献してくれます。
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初心者が知るべき競馬の基礎3:レースの種類
コースは距離と「芝かダートか」を説明してきました。
次は、レースの種類です。
走る競走馬の成績によってグレードが変わるほか、強い馬がハンデを背負うレースもあるんです。
競馬初心者はレースの種類を覚えることは、必修科目だと思ってください。
なぜなら、初心者が手を出しやすいレースと手を出しづらいレースに分かれるからです。
レースはグレードに分かれる
レースは、競走馬の成績によってグレードが分かれています。
下に行くほどグレードが上がります。
新馬(生涯で初めてのレース)・未勝利(1度もレースに勝っていない馬)
1勝クラス(獲得賞金500万円以下)
2勝クラス(獲得賞金1,000万円以下)
3勝クラス(獲得賞金1,600万円以下)
オープン特別
リステッド
GⅢ
GⅡ
GⅠ
特にGⅢ~GⅠの3つは“重賞”と言われ、競馬場も大いに盛り上がります。
GⅠになると、桜花賞・皐月賞・天皇賞・有馬記念など、競馬未経験者でも名前を知っているほど知名度が高いレースになります。
逆に、新馬・未勝利~3勝クラスまでは“平場”と呼ばれます。
初心者は重賞を避けよう
初心者が予想するなら、まず重賞を避けてください。
というのも、重賞はグレードの高いレース。
競走馬も当然、その重賞に向けて仕上げてくるハズです。
ということは、ガチガチに仕上がっている競走馬同士の戦い。
どの馬が勝ってもおかしくないレースになるため、初心者には予想が難しいのです。
初心者が手を出すなら、まずオープン特別以下のレースがいいでしょう。
オープン特別は競馬新聞で情報が多く、平場は競走馬の実力が大きいので荒れにくい(人気が高い馬が勝ちやすい)です。
中にはこんなレースも
年齢制限が設けられているレース・性別限定レースもあります。
馬の性別は、メス=牝馬、オス=牡馬という風に呼ばれます。
牝馬限定と言われると、メス限定のレースになるんです。
基本的に、牝馬より牡馬の方が能力が高いです。
牝馬限定戦があるのに、敢えて性別が限定されていないレースに出る牝馬は、それだけ自信がある・・・という予想も可能です。
競馬新聞などで“斤量”という言葉が出てくると思います。
斤量は、レース時に競走馬が背負う負荷の重さです。”kg”で表現します。
レースでは、馬の年齢と性別で負荷重量が決まる“馬齢”と“定量”。
そして、成績のいい馬には負荷重量を上げ、逆によくない馬は負荷重量を下げる“ハンデ”。
初心者は、ハンデ戦を避けた方がいいです。
成績のいい馬でも、重いハンデを背負わされると勝率が下がるからです。
人間のかけっこで1番早い子でも、5kgの重りを背負わされると遅くなりますよね。
それと同じです。
最後に、クラシックという競走馬人生で1回しか出られないレース、
トライアルという、クラシックの出走権利をかけたレースもあります。
トライアルレースとクラシックレースの一覧https://www.hicchu.net/beginner/race_held/
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初心者が知るべき競馬の基礎4:競馬場
レース場とレースグレードについては以上です。
ですが皆さん、そもそもレースがどこで行われるか分かりますか?
レースは競馬場で行われることは未経験者でも分かると思いますが、その競馬場がどこにあるか分かりますか?
競馬には中央・地方の2種類がある
競馬にはコースやグレードに分かれているだけでなく、もっと大きい枠組みでも分かれているんです。
競馬は“中央競馬”と“地方競馬”の2つがあります。
JRA(日本中央競馬会)が主催するのが中央競馬、道県や市町村など地方自治体が主催するのは地方競馬です。
ちなみに、今回の記事で説明しているのは中央競馬。
競馬場は10箇所存在する
競馬場は10箇所あります。
- 札幌
- 函館
- 福島
- 新潟
- 中山 千葉県船橋市にある
- 東京 府中市にある
- 中京 愛知県豊明市
- 京都
- 阪神 兵庫県宝塚市
- 小倉 福岡県北九州市小倉区
この10競馬場のうち、赤字で書いている中山と東京(関東)、青字で書いている京都と阪神(関西)の4競馬場は“中央場所(中央開催)”と呼ばれます。
他の6箇所は“地方場所(ローカル開催)”。
「中央場所と地方場所で何か関係あんの?」と疑問を持つ人もいるかも。
1日で開催されるのは3競馬場。
関東で1つ、関西で1つ、それ以外の6箇所から1つ。
ただ、7月半ばから9月頭までは、夏場所(ローカルシーズンとも)と言われます。
夏場所の場合、福島か新潟から1つ、小倉から1つ、そして札幌・函館から1つ。
中央場所よりも地方場所の方が荒れやすい(人気薄の馬が勝ちやすい)です。
地方場所の方が、中央よりも予想に関する情報が集まりにくく、競走馬の実力も地方が下なんです。
情報が集まりづらいからどの馬が勝つか分かりづらく、実力も下だから予想が難しいのです。
初心者が競馬に手を出すなら、荒れにくい中央場所がおすすめです。
1日に12回レースが開催される。
1日に開催されるレース数は12回(これを12Rと表現)。
3競馬場でそれぞれ12回レース開催されるので、計36回レースが行われます。
例えば、2020年11月14日(土曜)に開催される、5回東京3日。
1R:2歳未勝利牝[指定]
2R:2歳未勝利[指定]
3R:2歳未勝利[指定]
4R:メイクデビュー東京 2歳新馬(混合)[指定]
5R:2歳未勝利(混合)[指定]
6R:メイクデビュー東京 2歳新馬[指定]
7R:3歳以上1勝クラス(500万下)[指定]
8R:3歳以上1勝クラス(500万下)(混合)[指定]
9R:オキザリス賞 2歳1勝クラス(500万下)(混合)(特指)
10R:ユートピアステークス 3歳以上3勝クラス(1600万下)(混合)牝(特指)
11R:東京中日S杯武蔵野SGⅢ 3歳以上オープン(国際)(指定)
12R:3歳以上2勝クラス(1000万下)(混合)[指定]
参考:https://www.jra.go.jp/JRADB/accessD.html
ちなみに、その日のメインレースは最終レースの1つ前。
大体は11レース名(11R)です。
上の表で言えば、東京中日S杯武蔵野S(GⅢ)ですね。
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まとめ
競馬の基礎知識を解説してきましたが、いかがでしたか。
- 競馬=1着を競うスポーツ、及びそれを予想するギャンブル。土日に開催される
- コースは芝とダートがあり、距離は1,000mから3,600mまである
- レースにはグレードが存在する、年齢制限・性別指定なども
- 競馬には中央競馬と地方競馬がある(今回の記事で紹介したのは中央競馬)
- 競馬場は日本に10箇所あり、東京・中山・京都・阪神は中央場所と呼ばれる
- 1日に12レース開催される
競馬は一獲千金の夢がある公営ギャンブル。
それに、自分の賭けた馬が1着を取ったときの爽快感も格別です。
せっかく競馬に興味を持ったからには、競馬の魅力をじっくり味わってください。
ちなみに、競馬を始めた初心者に知ってほしい基礎知識はこれだけではありません。
まだまだありますよ。
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